わたしは 彼の手を

みたことや 触れたこと なかった


ツインレイって

手が 似てるという


どうしても

彼の手が みてみたい



一緒に 食事したとき


手 みせて


といったら みせてくれた



指が ながくて 細長い手

スラッとしてた

指の関節も 細い

爪も 綺麗な 長方形

母指球筋の弾力も よい

職業柄 爪に 少し残った汚れ


きれいな 手をしてた



わたしは

正反対な手をしてる

指は太く 短い

関節も 太い

爪は 丸くて

手のひらは 分厚い



彼は 笑顔で


おまえも みせて


といった

母指球筋 もみもみして


ペラッペラやないかー


といった




全然 

似てなかった



やっぱり

違うのかな


私たちは 全てが

正反対だ


彼の目は 細くて 私は大きい

彼の鼻は 高くて 私は低い

彼の唇は 薄くて 私は分厚い


共通点は みえる範囲では なかった


笑えるくらいに

正反対だ



似てるところが

みつからなかった


ツインレイと

思いたいだけなのかも


どんどん

自信は なくなった