夫、治療開始後、初のコンサルテーション | ロンドン郊外で日本語教師

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試行錯誤四苦八苦しながらぼちぼち教え始めました。

夫の病気は、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、と言う一つの病気なのに二つ名前がある病気です。

癌化して増えていく白血球の内の小リンパ球が、血液内で増えたら白血病と呼ばれ、血液内には見つからない、若しくは少量で主にリンパ節内で増えればリンパ腫、と言う名前になるのだけれど、病気の中身は全く同じと言う、なかなかユニークな病気です。


夫の場合は、リンパ節で見つかるSLLなのですが、治療前には、、顔の輪郭が変わる位下顎のリンパ節が腫大していたり、脇の下のグリグリが不快だったり、、、。

そんな訳で、治療開始を決意した夫でした。


夫が決めた治療法はこれ。。。


ベネトクラクス/オビヌツズマブ併用療法−1年間の固定期間療法

 1年の固定期間の治療で、1年間の治療が終わって寛解になったら、Wait & Watch期間に入る。

特に治療前半に通院し点滴治療を受けるなど、時間の制約がかなりあるが、1年の固定期間治療で、殆どが寛解に。寛解期間は、治癒は無いこの病気に於いては記録的な長さ。1年の固定期間後は、投薬も無く、普通の生活に戻れる。


先ずは、3週に渡る、最初のオビヌツズマブの点滴投与が今週木曜日終了するのですが、その翌週からベネトクラクス投与が始まる。。。


その前に、コンサルタントとの対面診療が今日あった。


オビヌツズマブ投与後、見る見る内に下顎のリンパ節腫大が小さくなっていった事と、夫が不快に思う副作用が殆ど無い事から、コンサルタントも夫の治療に対するレスポンスがとても良いことに満足しているようだった。


翌週から始まる新薬・ベネトクラクスの投与は、実は重篤な副作用がある。

薬効によって破壊された腫瘍細胞の死骸が大量に血液中に放出されると、血液中の不要物を処理する腎臓に大きな負担をかけ、腎障害が起こり可能性があると言う。

なので、腎障害が起こり得るリスクファクターの高さで患者を分別し、高リスクの人には入院しての投与。

夫は低リスクとカテゴライズされたので、通院による投与。

但し、結構大変。。。

来週火曜日は、血液検査をし、薬を受け取る。

翌水曜の朝8時に薬を飲み、お昼ごろ病院に行き、血液検査。

木曜日の朝8時に病院に行き、血液検査。帰宅して病院から連絡を待ち、OKが出たら、直ぐその日の薬を飲む。

そう言う感じで、腎臓に負担をかける副作用が出ていないか、常にチェック、だそうです。



兎に角、薬が効いていてよかった〜❣️


さぁ、始まったばかりですが、がんばりましょう❣️