そこには、父と母の姿はありません。
祖父とおやつを食べたあと、テレビを見たり外で遊んだり……
祖父はいつも私と一緒に居てくれました。
17時になると祖母が夜ご飯の準備を始めます。
やはり祖母なので、煮物や野菜……おばあちゃんのおかずができあがっていきます。
17時45分父と母が仕事から帰ってきました。
私の顔を見て少し話をして、18時前には自分達の家、私の兄と弟が待っている家に帰っていきます。
私は、バイバイと言って父と母を見送ったあと、
祖父と祖母と私の3人で夜ご飯を食べます。
祖母も頑張って私が好きそうな物を作ってくれます。私が好物と思っている、こんにゃくのきんぴら、煮魚、きゅうりの浅漬け……
実はそんなに好物ではないけど、そんな事言えないです。「美味しい!」と言って食べ終わるとごちそうさま。
祖父と楽しくお風呂に入って、20時過ぎには眠りにつきます。
そして、7時幼稚園に行くために起きます。
朝ごはんを食べ終わると7時45分。
父と母が仕事前に私に会いに来ます。
そして、母は私を膝の上で抱っこしたり、髪の毛を結んだり。
私はとても嬉しくてお気に入りのゴムで結んでもらいます。
そして、8時になると父と母は仕事に向かいます。
「バイバイ」と言って父と母を見送ると、
次は幼稚園バスが私を迎えにきます。
祖父と祖母に「バイバイ」と言って幼稚園に出発です。
小さな私は、この生活に何の疑問を感じる事はなく、この生活が中学生まで続きます。
続きます。