舞台観劇前に出演女優さんの差し入れにパンと上等なオリーブオイルを購入し、まだ時間があったので自分の分のパンも買い、近くの公園のブランコの柵に座りプレゼントを足元におき、携帯をいじりながらパンを頬張っていましたら、突然どこからともなくでっかい黒のラブラドールがやって来て、プレゼントのパンの紙袋に頭を突っ込んでいるじゃありませんか。
慌てて紙袋を持ち上げたら犬が顔なめるぐらいまではいあがってきて。あやうく後ろに倒れ落ちそうになって。
どうやら犬は私の近くに転がってきたボールを取りに来た際にパンの匂いに負けたようで、後からノコノコと飼い主がやってきて何も言わずボールを持って犬をいざなって去っていったのでした。
気がつくと紙袋はベチョベチョ、幸い白Tに足跡はなかったもののパンツは汚れ、謝りもというか一言も発することなく去っていった飼い主と出来事に呆気にとられ呆然としてしまいました。
すると、離れたベンチで見ていた女性が怒り狂いながら話しかけてき、「文句言いに行きましょうよ」と。実は先ほど私も二回ボールをぶつけられたと。
我に返った私は、確かにこのまま差し入れを渡すのはちょっとと思い言われるままに蛇口で水を飲ませている犬と主のもとへ。ちなみに当然ですが犬は放し飼いにできない公園です。
そうすると見た目ホリエモンの(ホリエモンさんごめんなさい)ハーフパンツで金属じゃらじゃらの男は見た目通りのチンピラで。
一緒に行った女性とあわやつかみかからんばりの罵り合い。
で、女性が私が弁償の交渉をしている間に警察を呼び、その間に私は罵られながらも冷静に弁償代をもらい、さらにその間に警察が来て、去りつつある主を捕まえ質疑をしているという状況の中、女性の他に公園で休憩していた近くの男性も過去に犬の被害に(犬は悪くないんだけども)あったといい輪にはいり、加えて通りすがりの近所に住む夫婦も加わりあいつは良く見かける迷惑行為者だと盛り上がり。。。
嘘のようなホントの話。
結局私より女性の方が腹の立つ暴言を浴びせられ申し訳なく思い、去り際に名刺をもらったので先ほどメールをし、お礼にご馳走しますとご飯に誘いました。
で、結局舞台へは手ぶらで行きましたが、バー公演なんで一杯ご馳走して今帰ってきたという次第です。
弁償代交渉の際
どうせこうやって毎回いちゃもんつけて金せびってんだろお前
とか言われました。
こんな状況に毎回と言うほど出会う確率は、ない(笑)
たかだか数千円とちょっとのものでしたが、相手が出したお財布がボロボロのレシートパンパンで、出てきた野口さんはクッシャクシャで。
口癖は「オレ、オーナーだぞ」
余計な妄想だけど
羽振りの悪くなった主人が、ある時この人懐っこい無邪気なラブラドールを保健所に連れていったりしやしないか一抹の不安を覚えました。
動物は大好きです
だからうっかり主への怒りを忘れそうになってしまいましたけども
でもダメだよねー
どう考えても
マナーを守って動物は飼わねばなりませんね
つくづく思うのでした