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ちょこっとひとり言

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NolenNiu-de-ossiワンマン
まほろば楽座Special〜大阪雲州堂 2018.11.4



8月に開催する予定が台風惨禍で延期し、
ようやく実現となったまほろば楽座スペシャル、初めての参戦。

そしてこの日に入手できたセルフ カバー アルバム
「デ オッシの愛歌集」のリリースも合わせて
ダブルで楽しみだった今回のイベント。

所用で押していたが開演前に会場入りが叶う。
受付前に出迎えてくれたのは昔懐かしいマホロバガクザ時代の写真の数々。(こちらの画像はデ オッシのブログより転載)


とる子さん、喜多さん以外のメンバーは知らない。
私が知るのは等身大の今のデ オッシだけ。

最初の結成が2000年ということは、娘がお腹にいた年だ。キャバレーソングやシャンソンが胎教となり、音楽を流すと胎動の凄まじい子だったのが思い出される。

私にとって転機になった年に彼らのユニットが結成されたのか…とても感慨深い。
まほろば楽座…通称まほ楽。

掲載写真は2003年から2005年。
とる子さんの美しさときたら本当に眩いばかり。
美しさと色気と芯の強さが同居し、その頃ライブで奏でた鍵盤もさぞや美しい音色だったに違いないと安易に想像できた。

そして喜多さん…彼はやはりとんがっていたのだろうか(笑)。
少々鋭い眼光でファインダーを射抜く表情から
反骨精神も垣間見られ、当時からブレない精神力で自身の音楽性を貫かれていたのではないかと想像(いや妄想)している。

いずれにしても、私が知らなかった時代の彼らの勇姿に感激したのは言うまでもない。

受付を済ませ、開演までのほんの束の間、
ライブ仲間と歓談。ビールで乾杯し、互いに土産物を贈り合ったり、雲州堂の美味しい料理をシェアして食べたりと楽しい時間を共有。

そしていよいよ開演。
1曲目はリアレンジで蘇った「浅き夢」からの幕開け。この曲は惜しくも愛歌集の中には入っていなかったが、素晴らしい楽曲だった。


デ オッシの魅力を語る時に外せないのは、彼らならではの和洋折衷の旋律。

三味線と蛇腹のユニットは彼ら以外では知らない。これほどまでに三味線と蛇腹が合うとは…何度観てもそのハーモニーに感動させられる。
何よりこの三味線から、私は密かにロックを感じてしまうのだ。

「惜別の歌」はデ オッシのライブではもう散々聴いているけれど、今回のまほ楽スペシャルのセトリにも入っていて嬉しい。私はどうも三味線と蛇腹の楽曲がとてつもなく好きらしい(笑)。

今回は愛歌集の全曲プラスまほろば楽座時代だけの楽曲のみで構成されたとても贅沢なセトリ。
想像していた以上に素晴らしかった。

新参者の私にとってはどれも皆新鮮で、等身大のデ オッシが奏でる音楽を、歌詞のひとつひとつを噛み締めながら聴き入った。

彼らとともに歩んできたオールドファンたちの反応も嬉しく、来年もまたこの場で感動を共有できたらどれほど楽しいか…言葉では言い尽くせない程の感動とパワーを頂いた心温まるライブだった。


開演中終始笑顔で観客を和ませて下さったとる子さん。


三味線の弾き語りは何度観てもグッとくる喜多さん。

そして観客参加型の「かたばみの実がはじける度に」のデ オッシとのコラボレーション…
会場がひとつになって、とても素晴らしいハーモニーで聴けた喜び。

この場所で皆と歓びを分かち合えたことは
私の一生の宝物になると思う。

今回はアンコールも2回、嬉しかったなあ。




最後の「刹那の盛夏」ではとる子さんの勇姿を拝見。タンバリンや木魚?で観客を沸かせる。とる子さんはやはりデ オッシのムードメーカーだ。

お二人のMCで笑ったり、趣向を凝らしたスペシャルな楽曲では胸をうつ、今宵も素敵な宴だった。



とる子さんのピアノで、自身は楽器を持たずに歌詞に想いを馳せながら歌う喜多さんのレア画像もどうぞ。

次回のブルーノートならまちのワンマンに参戦できないのが痛恨の痛みだが、昨年好評だったという、ディンドン デ オッシが今年は楽しめるので良しとしよう。


終演後に購入したCDもようやく聴けた。
昨夜の感動が蘇り、ライブに想いを馳せながらあっという間に聴き終えた。
初めて封を切り、音を聴くのはやはり一人きりの時が良い。

改めて歌詞を見ながら聴くと、音と詩の世界とが合致して、より豊かに音を楽しめた。
ライブとは変わらない演奏なのに、CDではより近く音を感じられたのは何故だろう。このアルバムにとどまらず、もっともっとデ オッシの今を聴きたくなった。

愛歌集2を期待しつつ、来年のまほ楽も楽しみにしたい。

アルバムリリースにスペシャルライブ、
楽しい宴をありがとうございました。

最後にモノクロ版の写真もいくつか…