悲しいくらいに、制作陣の力量の無さが現れた。
やりたいことは、非っ常~に分かります。
しかし、構成がダメで、キャラとキャラの結びつきもダメで、
その上、ガッチャードが実力を見せてくるので、
もうどうしようもなかった。
原因:この程度の内容ならば、ミノトンが退場する前後に組み込んだ方がよかった。それか、ソラに負けた後でやるべきだった。
★見所になる筈だったところ★
・バッタモンダー自身による自己評価と、他人によるバッタモンダーの評価
・悪事なのかそうではないのか
・ましろの優しさとは
上記の要素は、本来なら見所として機能しました。
あるいは、24~30話あたりでバッタモンダーのエピソードをましろに組み込むなら、
多少のマイナス要素は巻き返せたし、上手くやれば、更なる加点を見込めました。
・バッタモンダーの評価が不自然すぎる
カバトンやミノトンなんか比べものにならないくらい損害を与えた敵キャラですけど。
ソラですら、変身不能まで追い込んだのに、『無価値』は有り得ない。
何とかヘッド(演:宮本さん)の方がよっぽど無価値すぎる。役者の無駄遣いです。
・悪事認定かどうか
バッタモンダーからしたら、職務遂行しただけ。
それも、プリキュア側に、ヨヨさんやらがいたから逆転されただけ。
フォローしないアンダーグ側が圧倒的におかしい。
✕『悪事』
〇『相手に、確実な損害を与える』
こう考えると、バッタモンダーはようやっておるでの
・ましろの優しさ、どこいった?
『おちばくん』の話が意味不明。
バッタモンダー自身は、落葉になりたくないとか、落葉になってしまえば終わり、って考えじゃないの?
ましろ
「お前、落葉な! 気にすんなよ! 落葉でも、私は価値を認めているよ!」
違うわ、バカタレェーッ!
落葉になりそうな瀬戸際にいるんだから、
「落葉にならないとイイネー(棒読み)」
「そもそも、貴方がそこまで真剣になるほどの価値がある仕事なのか? 別のことしようよ(転職のすすめ)」
――くらいしかないんですよ!
「差別すんな!」と居丈高に言ってる奴自体、最初の差別意識を持ってるってこと。
今回のましろは、正義と優しさを大義名分に、自分が気持ちよくなりたいだけのクズでしかなかった。
・なんやかんやで接客はできるバッタモンダー
キッチンカーでの仕事を見ると、接客できるんですよ。
たとえ腹の底で悪態ついても、客前には出さない。
これ、評価出来ませんか?
お店の人は評価しているからこそ、雇用を続けているわけでしょう。
だとしたら、バッタモンダーのこういう器用なところに価値を見出させて上げましょうよ。
バッタモンダー自身が、『自分の気持ちと違うことを言うのは悪いこと』と思っているなら、
それは違うってことを教えるのが、ましろじゃないの?
正直な気持ちしか言えない世界って、傷つきやすい世界ですよ。
だから人類は、礼儀作法を作った。
面倒かも知れないけど、それこそが『優しさ』でしょうが!
日常での面倒くさいことを出来るましろは何処行ったんや?
☆ガッチャードの新章幕開けエピソードが凄すぎた☆
本編が始まったら面白くなるだろうとは言いました。
しかし、「ここまでやるのか!?」という位に味方陣営を追い詰めるガッチャードの制作陣営!
そして、そこからの解決!
もうね、制作者の熱い思いが凄すぎた。
そうだよ、それだよホータロー!
ドレッド零式戦が名エピソードになったので、
『ニセモノ』、『パチモノ』、『ヒーローもの謳うお遊戯』でしかないプリキュアでは、全く歯が立たなかった。
え、プリキュアに出てる声優さんたちが、ガッチャードにも出るって?(広告)
バッタモンダーの自立に、ましろを組み合わせたいというのは分かります。
しかし、『優しさ』がトンチンカン過ぎて、
何で上手くいってるのか意味不明でした。
これやるなら、バッタモンダーはましろの事が好きで、
「アンダーグのババアより、可愛い女子中学生だろーか! やっぱり女子中学生は最高だぜ!」
とか言い切ってくれた方がよかったです。
宮本さんが演じるキャラも、返す刀で、
「なんだぁ、てめぇ。このタキシード仮面様が! 粛清してやる」
こういう風に、戦えたのに。
・まとめ・
要するに、構成が悪い。
ガッチャードが面白すぎたのは、運が悪かった。
長谷川さんに期待する特撮ニキ達がいるの、めっちゃ頷けるわ!
プリキュアの『絵本』絡みのエピソードは大抵酷くなる