27 揺れ動く心・・・
28 危険な賭け!?
脚本 今井詔二
※26話も今井さんだと思います。前回、表記漏れしてました。ごめーん※
嶋さんは、剣崎たちと打ち解けるも、
カテゴリーAの支配を危ぶむ。
嶋さんによって、「ジョーカー」と呼ばれるカリス(仮)。
封印されても終わらないアンデッドの闘い。
スパイダー・アンデッドの影響力を抑える為に、タランチュラ・アンデッドは自らの犠牲という選択をとるのであった。
☆見所☆
・ブレイドのジャックフォーム・パンチ。相手は変身解除する!
・嶋さんによる『案外気持ちの良いものだろう。人間の世界って』
・スパイダー(レンゲル)対タランチュラ
確実に強くなっているブレイド。
それはアンデッド達との融合係数も高いということを示し、
スパイダー・アンデットとの齟齬をきたしているレンゲルとは違う。
・カテゴリーK、人間社会に滅茶苦茶理解あるタランチュラだった
人を大切に思う気持ちって大事ですよね。じゃけん、お節介で自己犠牲を払っちゃおっと
なんなん、このタランチュラの始祖!
確かにバトルファイトにおいては弱点なのですが、
この行動こそが『切り札』にもなるわけです。
家族愛をしっかりとジョーカーに認識させたのも、大きい仕事でした。
・次郎さんの演じるライダーが悪役で、見た目が屈指の凶悪なタランチュラが味方!?
もう何がなにやら。
カリスの見た目よりも、よっぽど怖いんですけど。
ところが、性格の善性や『徳』は計り知れないほど高いのが嶋さんの魅力。
スパイダーからすると、せっかくバトルファイトの蜘蛛枠を取ったのに、タランチュラやる気なさ過ぎだろ。
タランチュラからすると、人間社会って結構過ごしやすいだろ。これで良くね?
嶋さんはヒューマン・アンデッドと旧知の間柄なのか、
原人や新人類(ホモ・サピエンス)の文明や社会形成を見て、憧れたのか。
要するに、バトルファイトという聖戦(使命)や生存競争(自然の摂理)とは違う、感情や倫理観を根源とする社会に希望を持ったとも。
まあ、エアコンで一年中快適に過ごす人間社会に乗っかる生物いるし……
選択的には、タランチュラ間違ってないんだよなぁ
・最後の切り札『ジョーカー』と封印されても影響するアンデッド
Q ジョーカーを操れ、って事ですか?
A ギャレンのジャックフォーム回で、ジョーカーのことが言われます。
後は、劇場版で『ジョーカーの動向』がメインになっています。
Q 劇場版見ました! 嶋さんの行動がおかしいですよ! 脚本が井上敏樹らしいので、この脚本書いた奴のせいにしていいですか?
A 井上風味がキツイのって、むしろ天音ちゃんやろ……
劇場版を見るタイミングって、結構難しくもある。
ジョーカーの心、剣崎との対峙を見てから劇場版を見るのが良いかと。
Q 嶋さんの、『ジョーカーが最後の切り札』説って間違ってませんか?
A う~ん、私はジョーカーの状況次第と解釈してます。通常だと本編ラストか、ミッシングエースのあのジョーカー。
ヒューマン・アンデッドの影響力が高くなると、種族愛や家族愛を発生させるので、『最後の切り札』でよろしいかと。
スパイダーが、どこぞのライダーバトルをなぞって「闘え」連呼も割と重要な要素ですし。
これを肯定するのか、否定するのか。
嶋さんの行動は、ムッキーよりもジョーカーに響いていくのが『剣ブレイド』の魅力なんだよな。
橘さんといいポンコツ感があるけど、アンデッドの強さに繋がったし、ケンジャキの適性にも結びついちゃったから……
Q 本気の嶋さん、タランチュラ・アンデッドってどれ程なんでしょうか?
A ヒューマン・アンデットとジョーカーの違いを看破できる。
ジョーカーに、「人間に媚びを売る」旨から、ヒューマン・アンデッドと協力した説がある。
Q タランチュラやスパイダーが繁栄して、人類も甘い汁吸える立場じゃダメなの?
A それだと嶋さんの希望に沿わないから、ヒューマンに勝たせて、人類を繁栄させたということでしょう。
おそらくですが、嶋さんって、バトルファイトや弱肉強食否定派なんだと思います。
本当の弱者への慈悲や、異種との共存を目指しているとも思われていますよね。
滅茶苦茶強いし、高い倫理観も備えたからこそ、人類の繁栄に望みを託した。
『若者の未来を守る』というのは、そういうことらしいです。