19   暗黒を征す者
井上敏樹

20   標的は虎太郎
今井詔二

 

 

レンゲルの器となった桐生さん。

カリス(仮)を圧倒するわ、橘さんに『ライダーとして戦え』と龍騎で散々聞いた言葉を吐く。

 

橘さんは覚悟を決め、ギャレンに変身。

なんやかんやあって、情けない顔を披露する(印象操作)

 

そして、上級アンデッドが登場し、コタローを狙うということになるのだが……

 

☆見所☆

・『橘ギャレン』回

・カプリコーン・アンデッド登場

 

 

Q 本編が始まる前に、桐生さんの変身失敗があるんですよね?

A はい

 

Q 恐怖の一因に、『変身失敗でもボロボロになる』というのが有るのでは?

A そうなります。剣崎も、橘さんの言葉で『恐怖のイメージ』を持ってしまいました。そういう仕様です。

 

Q システムの不備ではないのですか?

A ライダーシステムに不備は無い!

 

 

私なりの解釈ですが、

・ライダーシステムは、アンデッドを狩るアンデッドの能力を模倣している

・そのアンデッドは、カテゴリーA限定の変身ではない

・アンデッド種は不死故に、『恐怖を感じる相手=自分より強い相手』という図式になる

・勝者の種族が地球の王者になる、『戦えアンデッド! 地球がリングだ』がバトルファイト

・種族の代表選手がアンデッドと仮定すると、『恐怖心による試合放棄』で失格となる(たぶん)

 

要するに、『アスリート』や『超越者(超人)』が前提なので、一般ピーポーは扱えない。

ケンジャキがもの凄く適合しているのも、これからのストーリーで大きく関わってくる。

 

例えば、一般人に突然トップアスリートの能力が宿っても、鍛錬による精神が培われていないから、その真価を発揮できない。

 

アンデッドを模倣したシステム故に、『バトルファイトの頸木(くびき)』が掛けられたのが剣ブレイドという作品。

 

 

桐生さんのエピソードは、『一線を越えた者』の話で、

・命を奪う存在

・正式なライダー(ヒーロー)、倒されるライダー(ヒール)

・橘という人間、橘ギャレン(ライダー)

 

そういう『線引き』が結構ある。

『過去』と『現代』という時間軸もありそうではある。

 

「なりたかったよ、俺も。仮面ライダーに…」

「もっとバカになれ」

 

この言葉は、橘さんに深く影響する――――

するんですが……

橘さんは頼りにならないし(ストーリー進行を配慮した表現)

 

いや、でも、橘ギャレン回は桐生さんの末路も含めて名シーンなんスよ。

 

 

 

・バフォメットみたいな印象があるカプリコーン・アンデッドくん

まあ、見た目はそんな感じ。

作中の扱いはアレですが。

しかし、『悪魔』っぽい見た目の悪役がストーリーを進行させていく。

いやぁ、面白いですよね。

 

悪役をしっかり描くことも重要。

矢沢状態で『音楽』を聞くのは、「シャバドゥビタッチへんしぃ~ん」みたいな感じで、闘争心を高めているんですよ(たのむ、そうであってくれ~)

 

アンデッドって、種族の代表選手みたいなもので、単なる悪役じゃないし、感情豊かだから、

そこも見所になるかも知れません。