※ サウナの写真はホテルホームページより拝借
ドイツのクリスマスは祝日。
盛大なクリスマスマーケットも23日までか、24日の午前中までで、
クリスマスイヴとクリスマス当日はショップだけでなく、レストランも観光施設も全て閉まってしまいます。
24日の街は日本の大晦日のような雰囲気。
百貨店は70%OFFなどの大セール、マルクト(市場)もセールで大賑わい、通りには市がたち野菜やパン、花などを買い求める人たちで賑わいます。
それもたいてい14時くらいまでで、その後開いているのはクリスマスミサのある教会だけ。
なので、午前中にショッピングを楽しみ、午後はホテルスパへ。
シュトゥットガルトで滞在したのは駅前のル・メリディアン。
スパが充実していて、プールとサウナがあるので選んだホテルです。
スパフロアのフロントでプールとサウナを利用したい旨伝え、ロッカーへ。
ホテルスタッフがとてもゆっくりな英語で丁寧に説明してくれる。
エリア内ではこのスリッパを履いてね。プールエリアは水着でもバスローブでもOKだけど、サウナエリアでは水着を脱いで、バスローブはサウナ横のフックにかけてね・・・などなど。
水着の上にバスローブをはおってロッカールームを出ると、スタッフが待っていて、プールサイドのリクライニングチェアに大判のバスタオルを敷いてくれる。
このプールがゴージャスだった。
プールがゴージャスというより、プールサイドにいる人たちがゴージャス。
インターナショナルなセレブリティたちが南国のビーチのごとく派手な水着で寛いでいる。
プールサイドには天蓋風のベッドが置かれていて、レースの中に見えるカップルはいちゃいちゃしているし、ジャグジーの中にいるカップルもいちゃいちゃしている。
あ、そーか、今日はクリスマスイヴだ。
1人の私は場違いか??? (息子はホテル内のBARに飲みに行った)
全員プールサイドにいるので、それならがっつり泳いじゃえと思って、水泳帽を被って、ゴーグルまでつけて、水に入る。
冷たい。
だから誰も入ってないんだと思うくらい冷たくて深い。
でも、ジャグジーもサウナもあるので安心して泳ぐ。
ゆーっくりただだらだらと泳ぎ続けるのが好き。
少し息苦しくて、定期的に息継ぎをすることに集中して無心になる。
マラソンが好きなのも同じ理由。息が苦しいと無心になる。何も考えない時間が好き。
1キロを40分くらいのゆるゆるペースで泳いで、リクライニングチェアに横になる。
さむっ。
ジャグジーに入りたいが、ジャグジーは満員。しばらく待ってみたけど誰一人ジャグジーを出ようとしない。
ジャグジーの側まで行って入りたそうにすれば誰か譲ってくれるだろうか。
ジャグジーを見つめていたらふいに手招きされた。
誰かが出るのかと思ったら、皆がきゅーっと寄って、私が入るスペースを空けてくれたので日本語で「ありがとう」と言って入ってみた。「あったか~い」日本語でそう言うと皆意味が分かったように頷いて、すごく場が和んだ。
北欧あたりの人、中東の人、南米の人、で、私だから、ほーんとにインターナショナルなジャグジーコミュニティは明るくユーモアに包まれ、楽しい時間だった。
カップルは狭いジャグジーの中でも、わざわざ腕までまわして熱烈にキスしていたけど。
プールサイドにはかなり年配の白髪のおばあさんもいて、プールサイドに置いてあるヨギボーみたいな大きなビーズクッショでン気持ちよさそうに寝てた。
もう一度泳いで、水着を脱いでシャワーを浴び、大判のバスタオルを身体に巻いてその上からバスローブを」はおってサウナへ。
中央から氷が雪のように降っていて、その周りを囲うように高温サウナ、低温サウナ、ミストサウナ、2人用のプライベートサウナ、ウォームベッドのコーナーがあった。
混浴だけど、ウォームベッドのあるスペースで女性2人が水着を脱いでいた。すっぽんぽんになったところで男性が入ってきたが、慌てる様子もない。
男性も女性もまるで相手を気にする様子もない。私も、バスローブを脱いで、バスタオルを巻いた姿でサウナに入る。
冷たいプールで冷えた身体が溶けてゆく。体中が波打つようにじんじんしてぼわぁと暑くなる。
ロウリュができるようにバケツに水が入っていて、ひしゃくもあったので石にかける。
しまった。かけすぎた。とても中にいられる温度ではなくなって飛びでる。
水風呂の代わりがこの雪? 皆天井から降ってくる雪を顔や体にあてている。
と、まあ、このインターナショナルな多文化コミュニティは、お互いに様子を伺いつつ、たまに一緒に笑いあったり、譲り合ったりしながら過ごす。
ゴージャスなセレブリティに見えた人たちも、素っ裸になってしまえば皆同じだし。
サウナを出た後、プールサイドでバスローブでととのっていると、その場にも慣れて、堂々とバスローブを脱いでサウナにも入れるようになり?自分もセレブな気になってくる・・・ような。
プールが見下ろせる2階のスペースにはBARカウンターがあって、ナッツやフルーツ、ハーブティーが楽しめる。
バスローブのままカウンターに近づくと、「何飲む?」と聞いて好みのドリンクを淹れてくれる。
プールを見下ろせる席に座ると、ナッツやフルーツをテーブルに持ってきてくれる。
こんなラウンジ的なところが、日本のように混雑していないところがすごい。
このホテルはマリオット系列で、今回マリオットヴォンボイのアプリで貯めたポイントで宿泊。
シュツットガルトは田舎だし、クリスマスマーケットも終わり、ドイツは皆家で家族と過ごす時期だったからか、持っていたポイントだけで2泊できた。
夕食は、息子が行っていたホテル内のBARに合流し、クリスマスカクテルとシュツットガルトの郷土料理のラビオリ。
BARのフードだし、安いし、きっとめっちゃ小さいと思ってオーダーしたら、巨大サイズ。
プールで1キロ泳いでお腹ぺこぺこだったけど、半分を残してしまう事態に…。
息子と2人のクリスマスイヴは、早い時間にベッドに入って爆睡。旅の合間にこういうリラックスデーがあるのは贅沢で良いなと思ったのでした。
以下、翌朝の朝食の写真