お昼前に訪れたアレーナは、舞台セットの交換の真っただ中でした。
思えばアレーナの出入り口はそう大きなものではありません。
『アイーダ』なんて、あの壮大な舞台装飾をどうやって入れ替えしてるのでしょう
クレーンを使ってましたっ
舞台装飾をよーく見ると金具がついていて、
そこにヒモを通せるようになっているんですね。
ちょうどアレーナの舞台側の真裏になるのですが、ここが交換ポイント。
『アイーダ』のピラミッドと『セビリアの理髪師』のバラを一緒に見られるって、
そうあるものじゃないですよね
職人さんたちが一生懸命作業していました。
だって、クレーンで持ち上げている間に落っこちてしまったら、今夜の舞台が台無しです。
30分ぐらいかかってたかなぁ。
やっとバラがクレーンで持ち上げられていきました。
このあとは、スルスルと真上に持ち上げられていき、
そのままアレーナの中へと移動させ、下されていきました。
『アイーダ』のセットをこんな間近に見られる日が来るとは思いませんでした
前夜にステージを観ているので、感動も倍増です
バラが運ばれるのも見て好奇心が満たされたので、先へと進みます。
これはローマ時代の壁が住居になって今でも使われているところ。
「Mura di Gallienoガッリエーノの壁」で、ローマ時代のヴェローナの市壁だったそうです。
なんかこの混然一体となった感じ、いいですよねぇ
2000年の時の流れ、人の営みがギュッと濃縮された感じ。
市役所の裏手にあるチッタデッラ門。
市壁の門の手前がアレーナ側でローマ時代の町、向こうが新市街、といっても中世の町
さて、第三夜のチケットも無事に買えたし、昼間のアレーナも堪能したし、
このあと、ランチの買い出しに、またまたコルソ・サンタ・アナスタシアのお肉屋さんへ行きました。