私の住んでいる市では、小学校の卒業式で毎年一冊の本が
贈られます。
司馬遼太郎さんの『二十一世紀に生きる君たちへ』という本
です。
この本は、小学生の国語で最後に学習する文章になっていて、
加えて推敲に推敲を重ねた直筆原稿も掲載されています。
未来の担い手である子供たちにむけて、司馬さんの渾身の
メッセージがこめられています。
君たちは、いつの時代でもそうであったように、自己を確立せね
ばならない。
-自分に厳しく、相手にはやさしく。
という自己を。
そして、すなおでかしこい自己を。
21世紀においては、特にそのことが重要である。
21世紀にあっては、科学と技術がもっと発達するだろう。
科学・技術が、こう水のように人間をのみこんでしまってはなら
ない。
川の水を正しく流すように、君たちのしっかりした自己が、
科学と技術を支配し、よい方向へ持っていってほしいのである。
(文学碑)
・・・・・
今私達大人は、今できることをそれぞれの立場で粛々と頑張ろう。
その生き様や背中をきっと子供達は見ていてくれている。
いつの日か、子供達はその背中をやすやすと追い越してくれるに
ちがいない。
さてと。
セリアで買ったリネン混のクッションカバー。
早速いつものレースでプチリメイク。
・・・と思ったらレース足らずで。
また出来上がったらご紹介させて下さいね。