写真は4歳くらいの写真。腕に抱いているのはミケ(三毛猫ではないのだが)。

産まれたばかりのまだ目が開かない頃から家に来て、

私が大学生になるまでずっとそばに寄り添ってくれた猫です。

弟とは年が離れていたので、ほとんど一人っ子で育ったような私に

兄弟のようにずっとそばにいてくれました。

横浜で生まれ育ってきて、新潟の親戚従兄弟たちのように

父母が忙しく自分にかまってくれないときでも誰か他の

おじいちゃん、おばあちゃん、或いは親戚でなくても地域の人

誰かが自分を見守っていていくれる、、そういう環境にはなかったんです。

近所付き合いすら両親は上手ではなかったため、

両親に否定されたり、理解してもらえなかった時に、

私にとっては唯一、そばに寄り添ってくれた大切な有難い存在でした。

小学校の時の作文はいつもいつもミケの事ばかり。

学校の先生に、たまには他の事を書きなさいと言われたことを思い出します。

だけど、当時の私にはそれしか書くことが思い当たらなかった。


私が小学校に上がって、弟が母のお腹に出来たばかりの頃、

母が急にお腹が痛くなってとても嫌な予感がしたんだそうです。

そしてちょうどその頃、ミケも急に容体が悪くなって病院へ連れて行きました。

そうしたらなんと私たちの知らない間にミケのお腹に子猫が2匹いて、

流産していたのでした。その後、母の体調は良くなり無事弟が誕生したのでした。


弟が誕生してある日、ベビーベッドで弟が寝ていたら、

赤ちゃんなので暖かいからか、ミケが

弟と一緒にベビーベッドに上がって寝ていたそうです。

それを発見するや否や母は、弟が猫の重さで窒息したら大変!と

思い切りミケをひっぱたいて怒ったそうです。

そうしたら、なんと1週間位もミケが家出してしまいました。

お庭のすぐそばまで家の中の様子を窺いに寄ってくるのですが、

私たちが両手を広げて”もう、許してあげるから入っておいで、大丈夫だよ”って

何度言っても警戒してすぐ引き戻してどっかへ行ってしまう。。

そんな日が続きました。

最後にやっと私たちの腕に飛び込んできてくれた時の感動を今でも思い出します。

ひしっ、とハグした感触。。

大人になってはっと気がついたのは、

ミケは決して母の言うように弟の身体が暖かいからベッドに上がりこんだのではなく、

新しい家族である弟を迎え入れて、仲良くなりたかったんだ、、、と確信するのです。


当時の、あの時の弟を守らなければという母親の想いと、

ミケの、弟に対する想いや人間に理解してもらえなかった辛い想いが

今になって痛いほど分かった気がします。


最近、アニマルコミュニケーションを学び、その時のリーディングに使用するために

引っ張り出してきたのが以下の写真。

リーディングをして、、

どっちが原因で結果かは分かりませんが、今の私という存在、使命のようなものすら

ミケから再認識させてもらいました。



きっといつかまた、、

ペットを迎え入れる環境に恵まれたいです。


全ては最高のタイミングに最高の方法でやってくる           浅き川も深く渡れーたくさんの私    

↑この頃は一重まぶたでした。。(小学校に上がったある日、

朝起きたら目が二重になって今に至ります)

ミケの耳の産毛の感触を唇で触るのが好きでした。


↓ミケが家に来る前からやはり私は動物が好きだったことを

実家から送られたこの写真で思い出しました。

手に持っているのは犬のぬいぐるみ(お財布)をよく覚えています。


全ては最高のタイミングに最高の方法でやってくる           浅き川も深く渡れーたくさんの私