毎日、学校の実習で犬たちと接している。

スクール犬たちは本当によくしつけられていて、

こんなにも人間に寄り添ってくれている動物がいることの不思議さに

ただただ驚いて感動してしまっている。


人間社会とはかかわりのない所で生きる野生動物の存在は、

本当に尊くて有難いと思うのだが、一方で、

こんなにも地球の破壊者でしかない人間に寄り添ってくれている

家畜やペットと言われる動物たちの存在も又、本当に有難くて

われわれ人間にこれから生きてゆくべき方向性、ゆくえを

身体を張って問いかけてくれている親善大使なんだな、と思うのである。

そう想うと、昔のような人間と動物が命を分け合い、

上手く共存していた時代とは違い、

人間のエゴ/お金のために多くの命が無駄に殺されてしまっている

ペットや(特に)家畜たちの現状を想うと、

おおげさでなく本当に胸が苦しくなり、眠れなくなってしまったこともある。


とっても変なことを想うのだが、

もしも、、、自分(人間)にとってこの世や人生そのものが夢、

あるいは瞑想の世界のようなものであったなら、、、

人(人間)がいなくなってしまったとしたら、

これらの動物たちも存在しなくなるのだろうか。

それとも、、、人間がこの世から存在しなくなっても、

動物たちや植物は変わらず存在するものなのだろうか。

そんなことを、もう数年前から時々考えたりする。。


動植物は、物質ではない。けれどタゴールとアインシュタイン

の有名な対話を思い出すのだ。


アインシュタイン(物理学者):

”人がいなくても物質は存在する”


ノーベル(文学賞)詩人タゴール:

”物を物質と認める人がいなければ物質は存在しない”



この世は一体何で出来ているのだろう、とも思う。


そして、元に戻るが、今の私には、

こんなにも身体を張って人間に寄り添ってくれているペットや家畜たち、

野生動物たちが、又昔のように人間と命を分け合い上手く共存してゆける時代に

もどってゆけることを祈るばかりである。