11-13日の三日間、長野県松本近郊の美ケ原温泉にて、

野口法蔵師(臨済宗妙心寺派)による、坐禅断食会に参加してきた。


断食はいつも独りで5年前位前から年2,3回、水断食を4-5日間やっていた。

普通に仕事に行っていたし、仕事を辞めてからも、

24キロの道を重たい荷物を乗せた自転車をこいだりして普通にやってのけていた。

だから、わざわざお金をかけてこんなところに行くなんて、って思っていた。


ところが今春、高野山で法蔵さんとお話をする機会があり、

独りでやるのとは違う、なにかがあることに気づき、興味を持って参加してみた。


まず、坐禅について。

曹洞宗と違い、臨済宗では皆が向かい合って坐禅をする。

みんなの呼吸を共有する感じだ。

坐禅は3日間で15回になる。といっても初心者も多いので

一回20数分位で休憩のほうが長いくらいだ。

半眼というのもほぼ初めての体験。でもすぐにすっと落ちつけて座れた。

本当に何も考えないで座れたかは疑問だが。。。

やはり目に見えない法蔵さんの威力や気場づくりのせいなのだろうか、

通常より今回多かった初心者がいても、みんな普通に坐禅ができていた、

と法蔵さんもおっしゃっていました。

しかし、背筋をしっかり伸ばして、ゆっくり呼吸をする、、

たったそれだけなのだが、それが心や体にもたらす影響は

この座禅会の後で本当に気づけるような気がする。



宿便について、

まず、断食明けの食事にびっくり!

こーんなにいきなり食べていいの? というくらい

たくさんお食事が出てだいぶ嬉しかった。

白湯をまずはじめに御椀いっぱいくらい飲みほす。

次に大根の煮汁に梅をいれたものを御椀一杯飲む。

次に大根の煮汁+大根+梅を入れたものと

生野菜を頂く。


すると、、(汚いお話)おトイレに行きたくなる。。

戻ってこれなくなる。手を洗って戻ろうとすると

また入りなおし。。みたいに、5,6回は行ったり来たりであった。

他の方皆もそうなのです。

(今回は参加者100%の人が宿便がでたそうです。)

独り断食していた時もこれほどの経験はない。

あと、宿便というものを初めて知った。

いままで宿便と思っていたものは宿便ではなかった。

NHKのためしてガxxxで断食をやっていたが、

あんなのうそっぱちで

西洋医学ではまだ未開のカメラでは映らない、

宿便と言うのが確かに存在するのを実感できた。


おトイレに行けた後は、野菜ジュース、果物、酵母パン、ヨーグルト、チーズ

を頂ける。


独り断食していた時は、予後も長くとらなくてはいけない。

でも、ここでは(甲田式)一週間と短い。


リピーターが多く、いつも予約一杯でキャンセル待ちだけでも

毎月70人もいるというのがよく分かる。


おそらくぜんぜん体質が変わるのだ。

実際、末期がんの方や難病の方が多く来られていて

驚くほどの効果が表れている。というか治っているのだ。

宿便が難病やがんを引き起こしている。。。

なのでその宿便を流せれば身体も心も変わってくる。


甲田式という断食療法、プラス

坐禅をする (背筋を伸ばして、呼吸することを続ける)

プラス

みんなで呼吸をする

プラス

法蔵さんの祈りの威力

の結果なのだと思う。


それにしても、独り断食の時でもいつも断食して思うのは

あまり深く考えられなくなり、気持ちが穏やかになり、

断食が深まるほど五感が冴え、断食明けは

食事だけでなく、あらゆることに感謝の気持ちが生まれる。


やはりたかが断食ではないのだ。

本当に今の世の中に必要なことだと思う。


想いやりや感謝の気持ちが生まれるし、
そういったことでことばを話せない動植物にも優しくなれるし、
優しい地球環境に変えていくことができるのだと思う。

いかに普段の感覚がマヒしていたかを
いつも断食明けに気づかされる。



先月はウォンウィンツアンさんが来ていたそうだ。

今春には鈴木秀子さん、著名人もかなり多く、

運がいいとたちまち音楽会になったりするらしい。

全ては最高のタイミングに最高の方法でやってくる           浅き川も深く渡れーたくさんの私