又、私の好きなジョセフキャンベルに出くわした。
(下の動画:生の声が初めて聞けて嬉しい。)
神話の力-ジョーゼフ・キャンベル ビル・モイヤーズ Vol.1 英雄伝説
なにが私の心を揺さぶるのだろうか。。
動画を観て、感動して泣いてしまう。
Q:私達はどうすれば意識を高められるか。
JC:
意識というものは、私達が何を考え、何を瞑想するかで左右されます。
人生のすべては瞑想です。
その大部分は、知らず知らずのうちにしているものです。
多くの人は人生の大半を、お金がどこからきてどこに行くのかという瞑想に費やしています。
あるいは、家族がいる人なら、その家族のことを思い煩うでしょう。
子供が健全な身体や立派な精神を持ってほしいと思う。
しかし、もしあなた自身が、崇高な精神を持っていないなら、
子供たちに伝えられないわけがありません。
どうしたら意識を高められることができるでしょうか。
ひとつのヒントは神話です。
神話の力-ジョーゼフ・キャンベル ビル・モイヤーズ Vol.1 英雄伝説
以下は、趣味で彼の対話を部分だけ切り取ってかきだしたもの
本当に切り取り、メモなので読まないでください。全部動画の対話文です。
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つまり、彼は自然の力と結合することができた。
自然の力、すなわち生命の力との繋がりを、
人間は知性をもったせいで失っています。
それをジーク・フリート(英雄)は取り戻したというわけです。
頭の中の意識や知性が自分を取り仕切っていると思うのは間違いです。
人間全体からみれば意識や知性は二次的なもので
絶対的存在になってはいけないんです。
意識や知性はあくまで肉体や心に従属するものでなければいけません。
知性に支配されると、(スターウォーズの)ダースベイダーのような歪んだ人間になってしまいます。
ダースベイダーは人間性を無視して、体制を守るために生きています。
世の中の体制は私達にとって脅威です。
私達はみんな、社会の中で体制と関わりながら向かい合いながら生きています。
体制は私達を食いつくして、人間性を奪うのでしょうか。
それとも私達は体制を人間の為に利用できるのでしょうか。
それが問題です。
(中略)
ダースベイダーのルークの姿勢は、
不当な圧力には抵抗すべきことを教えてくれます。
(誰かがこう言いそうですね。
神話や映画の世界では出来るけど。。。現実にはって)
そんなことはありません。自分の状況に気づいていないだけです。
もしある人が、自分の心の要求に耳をかた向けず、
世の中の習慣に迎合しているなら、
その人は自分を崩壊させてしまう危険性を侵しています。
そういう人は、自分の肉体が全く望んでいない生き方に自分を合わせているんです。
世の中には自分の心の声を聞くことをやめてしまった人があふれています。
(おそらく英雄は誰の心の中にも潜んでいるんですね)
そういうことです。私達は、生きてゆくうちにそれまで知らなかった自分を発見します。
在るきっかけである領域に入り込み、自分が試されることがあります。
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<愛ある結婚は冒険である、という本のタイトルの由来をここで発見した感じ↓)
求婚者の拒絶 21:10位から
彼女が合理的な意識の領域を離れて無意識な領域に入り込んでいたということです。
娘は魔法使いと結婚したことで超現実的な世界に飛び込みました。
そこで地の底の邪悪な力に捉えられたところを
上からのよい力に救われたのです。
結婚のよって彼女は狭い世界を出て、
新しい世界に入る冒険をした。
そこは自分の知識を超えた力が支配する領域です。大きな危険を伴う世界なんです。
ですから、その冒険は飛んだ災難に終わることもあります。
でも、そこで救いの声が聞こえるかもしれない。
そしてその冒険から新しい人生が開けるかもしれない。
(そういった神話の物語はそれ以外のやりかたではつかむことができない真実を表現しようとしているんですね)
神話は知ることのできるものと、絶対に分からないものとの境界を表現しているんです。
人生には人間の探求を超越した神秘があります。
人生とはなにか、それは大きな謎なんです。
(そのことを神話が教えてくれるわけですか?)
そういうことです。
人生の神秘、自分自身の神秘を知ることは、生きていくうえで大切だと思います。
それは、人生に新たな喜びを与えますし、新たな均衡や新たな調和を与えてくれます。
心理療法では、患者は自分の中で動いている歯車は何かを見つけることで軌道修正をします。
それと同じように、人生とは何かを神話を通して考えることは、人間を助けてきたと思います。
それは明らかでしょう。
(どういう風に助けるんですか?)
神話を通して人生を考えることは、私達の不安を打ち消してくれます。
それは人生の避けがたい苦しみや悲しみとなんとか織り合ってゆくのを、助けてくれるんです。
それから、マイナスと思われる物事にもプラスの面があることを教えてくれます。
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心理学的に言うと、龍は人を自我に縛り付けているものを表す
人間は自らの龍という檻の中にとらわれている
精神科医の仕事は、その心の内なる龍を退治することです。
その束縛をといて、より広い人間関係がもてるようにすること。
心の龍は心の奥底にいる。それは自我。。
人を束縛する。。
私はいつも、真の喜びを追求しなさい、と学生に言っている、、
自分を救うことで世界も救うんです。
(見出すべき場所があるのは英雄の特徴ですか?
そしてその場所とはなんなのでしょうか?)
それは自分自身の中にある静かな中心を知り保つことが必要なんです。
それは肉体的に感じ取れるものです。その中心が見つからないと
心が乱れ、(ダンサーとしての)踊りがだめになってしまいます。
ところで仏教徒のいう、涅槃とは精神のことです。
天国のような、”場所” ではありません。
涅槃はこの騒がしい人生のまっただ中に存在します。
輪廻転生と呼ばれる、人生の渦の中にあるのです。
涅槃は、どんな時に生まれるかというと、
その人が、欲望や恐れや世界的しがらみに引きずられることが無くなって
自分の中心を見つけて行動出来るようになった時です。
その時に生まれる、精神の状態が涅槃なんです。
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(私達はどうすれば意識を高められますか?)
意識というものは、私達が何を考え、何を瞑想するかで左右されます。
人生のすべては瞑想です。
その大部分は、知らず知らずのうちにしているものです。
多くの人は人生の大半を、お金がどこからきてどこに行くのかという瞑想に費やしています。
あるいは、家族がいる人なら、その家族のことを思い煩うでしょう。
子供が健全な身体や立派な精神を持ってほしいと思う。
しかし、もしあなた自身が、崇高な精神を持っていないなら、
子供たちに伝えられないわけがありません。
どうしたら意識を高められることができるでしょうか。
ひとつのヒントは神話です。
神話は、私達の精神を崇高なレベルにまで導いてくれます。
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今夜どんな夢を観るかは予言できません。
神話と夢は同じところから来ます。
それはある実感から生まれ、象徴的な形で表されます。
近い将来において、語る値打ちのある唯一の神話は、
特定の街や、特定の民族について語るものではなく、
広く地球全体と、そこに住む全てに人々について語る神話です。
それが、私の思い描く、未来の神話の物語です。
その神話には、過去の神話が扱ってきたあらゆる事柄が網羅されます。
例えば人間のたどる道についてです。
小さな子どもから成長して大人になり、円熟してついには世を去るということです。
あるいは、人間は社会とどうかかわるのかについて
又社会は、自然と宇宙についてどうかかわり合うのかについてです。
そういったことが全て、将来の神話でも語られなくてはなりません。
ただ、そこで言う社会とは、地球全体であるべきです。
そうでなくてはならないのです。
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宇宙から観た地球には国境もなにもありません。
あの姿は、これからの新しい神話の象徴かもしれません。
地球は、私達の祝福すべき祖国であり、
地球上の私達と人々はともに生きているのです。
動きを生みだす静かな一点。それを保つこと。
涅槃は、この騒がしい世の中に存在するもの。