先日、区役所から速達が届いた。

中身を開けると、以下の金額をxxx口座より差し押さえします、という通知だった。

(後でわかったのは、その通知を受け取る数日前には差し押さえがされていて、

差し押さえがなされてからの通知であった)


2010年5月に自己都合で会社を退職し、

会社の任意継続(健康保険組合)脱退後の国民健康保険だった。

切り替えの際、区役所に事情を説明し、

あまりに月々の支払金額が高いので、分割で払わせてくれ、と交渉し、

月々3千円を毎月月末に納めていた。

ところが確かに先月、先々月、振込みをすっかり忘れていて、

今月まとめて払ったばかりの矢先の出来事だった。


区役所に出向いて説明を聞くと、振り込みがなかったこと、

又それを機に私の銀行口座を調べたら、1年分一括で払える残高があったため、

差し押さえた、ということであった。


確かに1年分一括を引き落とせる残高はあった。

でもそれは、収入なき今、来月、再来月の家賃であり、生活費であり、

私なりに将来を考えての気功教室などのお月謝などの費用であった。


払わないとは言っていない、就職が決まって収入が出来るまでは

月々の額が高額なので分割で支払わせてくれ、という事前の同意だったはずなのに。。。


この月々の額があり得ない程高額なのだ。

私の嘗てのお給料が高かったからではない。

私が仕事をしていた時の一番年収が高かった時

(つまり私の場合ずっと右肩上がりだったため

退職する最後の年)に支払っていた会社の健康保険組合の

社員負担50%と会社負担50%の合計100%よりも、

年の半ばに辞めたわずか5か月分の収入で計算された国民健康保険のほうが高いのだ!!


聴くところによると、年収5百万円の人だと

ざっと月々支払いが37,000円位になるそうだ。

一体それだけの保障がなされているのだろうか。


それもそうだし、区役所のやり方がゆるせない。分割でという事前の話をしていたのに、

こちらの知らぬ間に勝手に口座を差し押さえ、あとで通知するという、手口。


収入がない今、確定申告しても控除すらできない。なぜなら収入がないから、

所得税もなく、控除対象金額がゼロなので。。


話が変わるが、明日から1週間、気功教室の研修旅行だった。

旅行代金を支払った後の差し押さえだったので、研修旅行はなんとか行ける予定に

なったのだが、これがもし、旅行代金を振り込もうとする前に差し押さえられていたら、、、

法律と言うのは本当に恐ろしい。生活費よりも何よりも税金、健康保険が優先なのだから。


ちなみに、明日からの研修旅行は、行き先の治安情勢が不安定になり、

安全第一をとり、先生の判断で中止と今日決まった。

旅行会社へのキャンセル料は1日前なので負担は軽くはない。

けれども、先生が私たちの安全を第一に考えてくれての判断なので

こういうお金の失い方は(痛くないと言ったらうそになるが)

それでも有難い、と思っている。 

それは、前者の”奪う”ものとは程遠いからだ。。