息子が去年の12月から、突如不登校になった。

 

いや、突然ではないか…

いま中学2年の息子は、1年生の時からたまに学校を休むようになっていた。

 

親の私からは、特段嫌なことがあったり何か悩んでいるという様子をあまり感じていなかったが

その理由を聞くと

 

「体育がいやだ」

「技術がある」

といった理由だった。

 

ただし、それが本当の理由だったかどうかはわからない。

 

1年の時は年間を通して数回だったおやすみが、2年になってからは徐々に回数が増えていき

そしてついには不登校になってしまったのだ。

 

息子が幼稚園の頃から療育センターに通いだしたこと、小学校の時は通級指導教室に通っていた、ということも原因の一つではあるのかもしれない。

 

息子は息子なりに、自分の中で人と関わることの苦しさや苦手さをおそらく抱えながらも小学校からずっと何年も頑張って学校に通い続けたのだ。

 

そしてそんな息子に対して親の私は…。

 

そう、親の私は無意識に【ふつう】を求めていたのだ。

 

このままずっと学校に行かなくなるのではないか

勉強についていけなくなるのではないか

ひきこもりになったらどうしよう

 

不登校になってひきこもりになるということは、【ふつう】ではないのではないか。

でも【ふつう】ってなんなんだろう。

 

行きたくもないのに心が疲弊しているのに、無理して頑張って学校に通うことがふつうなのだろうか。

 

いや、違う。

その答えは、今の私ならちゃんと言える。

 

【ふつう】なんてない。

学校に行かないといけないなんてこともない。

学校に行かなくても大丈夫なんていうこともない。

 

行くか行かないという、究極の選択のような狭い解釈の中で考えなくてもいい。

 

自分の心の声に、感じるままに生きるのが正解。

 

だから、息子が【いまは学校に行かない】という選択をしたのなら

私はそれを尊重する。

 

好きなように生きていいんだよ。