こんにちは!! ゆみきちです。

 

遊びに来てくださって嬉しいですラブラブ

 

 
 
今日は、ちょっと堅めのお話を...。
 
 
 
私が英語コーチになろうと思ったのは
早20年以上も、ここアメリカの学校で
学校側、先生側と、日本人の生徒さん、
そして親御さんの間に入って通訳を
やってきた中で、最初は
 
「英語がわからないから」
 
というシンプルな理由で、ヘルプに
入っていたのだけど
それだけに留まらない、
学校側からの差別、排除意識など
感じたことも多からず少なからず
あったこと、そして、日本人の家庭が
 
「学校にお任せしたい」
 
という気持ちがあまりにも強く、
そのような傾向で
子育てをしている中で
それは英語がわからないから
という大義名分があるのだけど、
深層心理では、それだけでは
ないことも見えてきて、
それが原因で、学校側、先生側が
カルチャーショックを受けている
こともなきにしもあらずで、
なぜなら、アメリカは親御さんが
学校にいつ顔を出しても大丈夫だし、
ボランティアで
お手伝いにクラスに入って
アシスタントのように仕事
をするのが当たり前。
そのように常に親御さんに、
言葉は悪いが
「見張られている目」という状態で
アメリカの先生たちは
授業をやっている。
特に小学校までは、そんな環境だ。
 
 
アメリカに来て、親御さんたちの
積極的な介入や協力、そして一緒に
英語を学ぶことも、
やんわりと求められる中で
新しい生活で、アメリカに来たかった
わけでもない場合もあるので、
いっぱいいっぱいになってしまって
泣き出してしまうほどに
アメリカ生活が辛くなり、
自分の子育ての姿勢を
認めてもらえない、
受け入れてもらえない、
そんな気がしてしまったり、
英語が話せない
私って親として失格なのか?
みたいな気持ちになってしまったり、
そんな中で、子供達も
英語と日本語の両立で
なかなか変化を受け入れるのに
時間がかかっている中、親が
英語ができていれば、という
プレッシャーで押しつぶされそうに
なってしまうことも多い中で、
通訳という、その場限りの
ヘルプだけでは、
なんの根本解決に至らないなと、
ずーっともどかしく感じていた。
英語が話せれば実際問題
学校側や先生と、そして日常生活の
中でも、いろんな人と
対等な立場で、様々な
コミュニケーションがとれて
言いたいことをハッキリ伝えて
問題解決していくのが
アメリカ流だから、それを肌で
感じて、慣れていくことが
できたら、どんなにアメリカ生活
楽になるだろうと...。
そして、それにはやっぱり
英語が、できるように
なってもらうしかないな、と。
 
 
素人だった私には何も知識もなく、
心理学さえも、
大学で1クラス受講した
だけだった。でも、20年の通訳の経験で
発達障害を疑われたお子さんのいる
ご家族とも触れ合ったり、
実際発達障害施設での
通訳の仕事も多々あるので、
いろいろな専門家のお話を聞く
機会にも恵まれた。
ギフテッドの生徒さんたち
の通訳に入らせたもらったことも
多くのことを学ばせてもらい、
また、勉強面や、成績には
なんの問題もないのに、
頑なに英語を全く話さず
1年、2年という期間
学校で一言も誰とも
口をきかなくなってしまった
生徒さんたち、
そして心身ともに病んでしまい
日本へ帰国することにしたご家庭、
子供はアメリカが好きだけど
母親がアメリカが嫌い、
その逆も然りで、家族離れ離れで
暮らすという決断に至ったご家族や、
様々な状況の中で、
専門知識も必要ではないかと
カウンセラーの先生から
心理学を学んだのだが、
その先生から、
「最終的には心理学ではダメなんです」
とも教えてもらった。
 
 
 
 
心理学ではなぜダメなのか
その言葉に、ものすごく
興味を持った私は
だからこそ、
この先生が大切にしている
心理学を学んでみたいと思った。
心理学ではダメだと自分でも、
言語化できないうちはダメだと思った。
その先生の言葉が今では
少しわかるようになった。
本当に必要なことは
自分で考えることが
できることであって
情報や知識ではないということ。
統計学で人間の心など
わかるはずもなく、
その枠に当てはめようとする
親やオトナたち。
 
人間は、自由であっていいはず。
 
その人がどう生きるのかは
その人自身が決めるべきものである。
そのために情報や知識は
必要になるかもしれないが、
振り回されては本末転倒である。
自立とは、自分の力で
生きていけるようになること。
何が起きても、自分で考え
行動できなければ
世の中で一人で生きてはいけない。
親が、いつまでも
子供の面倒をみれるものではない。
そして、子供が親の
面倒をみれるとも限らない。
そのためには子どもの時に
基礎を作っておくことが大事。
それを阻害しているのが、
一番近くにいる保護者
であることも残念ながら多い。
過干渉になっている親、
放任することと見守ることの
区別もできなくなっている親も多い。
(自戒も込めてあせる
先ずは自分自身が
自立しなければならない。
そして通訳に入る中で、
いつも感じるのは
子供たちは、それを見分けることが
天才的に上手であるということ。
そんな直感重視で
大人を見ている子供たちに、
自己正当化しても通じるものではない。
それは知識や情報によるものではない。
動物的な勘とでも言った方がいいだろう。
とかく知識が多くなると
その枠に当てはめようとしてしまう。
まるで自分がいいことをしているような
錯覚に陥ってしまうものである。
 
 
そのカウンセラーの先生から
教えて頂いたことで、
私自身がブレた時
いつも思い出さなきゃいけないなと
思うことは、
 
 
「人に必要とされることへの必要」 は、
共依存の本質であるということ。
 
丸ブルーありのままの自分には、
生きていく価値がない。
 
丸ブルー自分なんて、世間に迷惑かけて
ばかりで、必要のない存在だ。
 
丸ブルー自分は、なにかが欠けている。
 
このような自己否定的な
感情を持っている人が、
人に頼られることによって、
こうした否定的な感情を
感じなくてすむように、
行動することに、
共依存の本質があるということ。
自分に自信が無いので、
自分から人を愛し、
近づくことは出来ないけれど、
自分を頼ってくる人、
擦り寄ってくる人の
世話をして、
ますます頼られるようにし、
相手を支配し、
これまた言葉が悪いが、
ペット化してしまう。
つまり、抱え込んでしまうんですよね。
仲良しを作りたがる。
グループに所属したがる、なんて
傾向も、その可能性があるので
よく見ていかなければいけなくて、
それは一見、とても優しくて、
いい人に見えるのですが、
これは、実は、
権力と支配によるものであると
いうことに気づくことも重要。
その結果として、相手から、
自立の能力を削いでしまうことにも
繋がる可能性があるということ。
親として、お子さんへの接し方や、
カウンセラー セラピストとしての
接し方にも通じるものがあるので、
そこを冷静にみて判断して、
紐解いていかなければ
いけないんだなと。
 
 
この病理性は、美徳という陰に隠れ、
見えにくいものとなっているので
カウンセラーの先生も判断は
できないことも多いし、
判断しちゃいけないとも思っていると。
ただ、共依存という病理。
これには自分で気づいて
依存しない強さを身に付けたいなと
本当に深く考えさせられました。
心理学を学んでみたいと
本気で思ったのも、
この共依存の存在に
気づかせてもらえた
からなのです。
心理学を学ばれている方は、
誰でもが通る壁ではないでしょうか。
 
 
親御さんで、
自己否定感の強い人は、
お子さんに献身的に
尽くす方が多いので
カウンセラーの先生も
その行動や言動パターンを
見ているんですよね。
「子どもに必要とされることへの必要」
があるという深層心理。
 
 
誰かの役に立たなければ、
悪い存在ですか?
 
カウンセラーの先生に問いかけられた
この質問、まだまだいろんな
「罪悪感」を私も感じてしまう中で、
 
 
誰の役に立ちたいんだろう??
誰に必要とされたいんだろう??
 
 
そして、それは本当に自分が
やるべきこと?
それをすることで、誰かを苦しく
させてない?
それをすることで、誰かの自立や
自由を奪っていない?
 
 
って、自問自答しながら、
自分自身のことも
そして、自分の大切な人のことも
解放してあげられるようにと、
この尊敬する
カウンセラーの先生から、
なにを言われたわけでも
ないのに、心理学を学ぶ中で
心理学ではダメと学ぶ中で、
今、子育て集大成の時期を迎え
特に意識して大事にしてる思いです。
そして、だからこそ自立した
アメリカ生活を送るための応援が
したいと、英語コーチとして
できることがないか、
日本文化とアメリカ文化の違い
において、生まれてくる誤解や
勘違いや、憤り、辛さなど、
一緒に考えて、解決しながら
スッキリとした気持ちで、日々
過ごしていけるようにと
微力ながら、そこに携われてることは
喜びでもあり、
自分の成長でもあるな〜と
それは誰かのためにと
いうよりも、自分のためである
ことも多くて、
本当に多くの学びがあって、
関わってくださるみなさんに
心からの感謝の思いがあります。