桜闇 -- 建築探偵桜井恭介の事件簿
著者:篠田真由美
出版社:講談社NOVELS
シリーズ7作目。
このシリーズ、大好きです。
といっても、作中に出てくる建築関係の知識をきちんと理解できていないのですが…。
6作目までは一冊で一話ですが、この作品には短編集であり十の作品が収められています。まったく独立した話であったり、他の本と関連深い話であったり、短編集の中でつながりがあったり、と趣がさまざまです。
この短編集は初めて「建築探偵桜井恭介の事件簿」を読む人にというよりはすでに何作か読んだ人のためにといった感じが伺えます。登場人物表がないのがその一端を表しているのではないでしょうか。
なんといってもこのシリ-ズの魅力は登場人物にある!と私は考えています。
興味を惹かれましたら読んでみてください。