父島を初めて車で運転して、 私が行きたかったのは

小笠原の塩 を作っている、 大木 洋さん の所です。

船の中で私は、 お土産で売れている小笠原の塩ではなくて、

島の人が本当に美味しくて 使っている小笠原の塩を 教えて欲しいと聞きました。

それで知ったのが 大木さんが作っているお塩です。

コーヒー山というところにありました。

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お塩ほど、 私はすごい調味料はないと思っています。

私が作るお味噌も、 塩がなければできません。

シンプルだけどご馳走な塩のおにぎりや、ぜんざいだって、塩が入ってなければ美味しくないです。

生活に必要なもの=買うだけ

これだけなら、 ありがたみも何もありません。

そんな欠かせない塩の作り方を知りもしないで これからも料理をしていくなんて、

私には、 なんだか損をしているような気がします。

大木さんが どんな風に塩を作っているのか、

私はただ 製作過程を見たかっただけではありません。

こだわりや、 想いなどもです。

重い海水を運び、

サウナのような暑い中で大木さんはお塩を作っています。

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大木さんは、 口当たりや後味など

余計なものをなくして、 より美味しくとお塩を作っています。

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口当たりをよくするために、手間をかけて

よけいなものを 丁寧に取り除きます。

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取り除いたものは、  口に入れたら確かにジャリジャリしていました。

触った感じも 荒いスクラブより もっともっとザラザラします。

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時間をかけて取り除き、 少しお塩が見えてきました。

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少しずつ 少しづつ 塩の結晶が見えてきます

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カメラが曇り、 なかなか綺麗さが撮れません。

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少し時間をおく間、  大木さんを質問攻めにしていました。

大きな大きな人が入れそうなタンクは

海水が入っていました。

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作業している裏には、 まるで秘密基地みたいな素敵な場所があり、

大木さんがコーヒーを入れてくれました

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普段は鉢でしか見れないブーゲンビリアが綺麗でした。

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コーヒーをいただきながら、 大木さんと沢山話をしました。

おがさわら丸に乗ってから知り合った人は 島の人も含め

何故か共通点があったりするのが不思議です。

そろそろかな。。。と見に行くと

さっきとは全く違う お塩がたくさん見えてきました

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あともう少しと これがプロの感覚という説明できない感覚なのかと思いました。

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設備もみんな 大木さんの手作りです。

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暑かったら外に出てもいいよ。と言ってくれましたが

私は その暑さも知りたかったので

なるべく邪魔にならないよう よけながら 中にいさせてもらいました。

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お塩がどんどんザルにあげられていきます。

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綺麗なまっ白なお塩です

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2つ釜があって

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 テキパキと大木さんが塩をあげていきます

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そのあと1工程を経て できあがったお塩は

キラキラ輝いて新雪のように美しかったです。

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これが大木さんの美味しいお塩

たくさんの手間と 美味しくなるためのたくさんの手間と 想いが入ったお塩です。

スーパーで売っている工場で作ったお塩とは とても比べれれない特別なお塩です。

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さらにこのあと また海水を入れて

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大木さんはお塩をつくるそうなので

感謝を伝えて帰ってきました。

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大木さんのお塩をたくさん買ってきました。

でも持ち帰るのは少しだけにして、 あとは送ってもらうことにしました。

大木さんのご好意で私が短時間見せてもらっただけではわからないご苦労があると思います。

でも 私は本当にこの経験をさせていただいてよかった

私は料理をたくさんします。 料理は想いが入っています。

そしてこれからは 大木さんの想いが入ったお塩を 特別に感じるからこそ

さらに大事にお塩を思うことができて

きっともっと作ることが楽しくなって、 もっと美味しいものがつくれるようになる気がします。

↓ 大木さんの 小笠原の塩公式ネットショップ ↓

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父島からの船は 週に1便しかないことと、 大量生産ではないので、

 場合によっては 少し時間がかかる場合もあると思いますが

待つ価値のある とても素晴らしい美味しいお塩です。

お塩を作る 大木さんはとても熱いステキな方でした。

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