岩手県盛岡市&青森県弘前市の音楽教室
熊谷ヴァイオリン・ヴィオラ教室の
ゆみ先生ですニコニコ音譜
 
このブログでは、おうちでできて
習い事の効果を高めるちょっとしたコツ
『おうち音育』をご紹介いたします音譜

レッスンを受けられている方はもちろん、
今は独学中の方や、
ヴァイオリン以外の楽器にも
お役に立てる情報を発信していきたいです音譜
 
☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ


ヴァイオリンを演奏する上で
左手の形は重要な要素の一つですね。

本人は気付かないことも多いのですが
お子様の構え方を客観的に見てみて



☑左指がいつも伸びている。

☑左手で指板を握りこんでしまう。

☑ビブラートの幅が狭く、
 痙攣しているようになってしまう。

☑楽器がいつも下がって肘が体に
 ついてしまう。

☑音程を微調整できない。

☑左手の親指が指板の上ににょきっと出ている。

☑はた目から見て、姿勢が悪い。 


そんなお悩みをお持ちの
親御さんがおりましたら、
全てをいっぺんに改善する方法があります。

名付けて
リアル手鏡!!

やり方は
いたって簡単ですウインク音譜







左手のフォームのお悩みいっぺんに改善する
秘策☆「リアル手鏡」の方法


①楽器を持たず、
 「左手を鏡のようにしてごらん」と言って
 お化粧させるふりをさせます。(男子でも!)

②肘が下がってしまう子には
 「あれれ、鏡にお顔が映ってないよ!」
 と言い、手のひらを顔と同じ位置まで
 上げさせます。

③手首が曲がってしまう子には
 「あれれ、鏡に天井が映ってる!」
 と言い、手のひらを床に対して垂直に
 立てさせます。

④親指と人差し指の間に小さな三角のすきま
 を作ってもらい、
 「それじゃあ三角のテーブルに
  楽器をのせるよ~」
 と言って、楽器をのせます。

⑤以上です。
 以降は、左手のフォームがくずれたら
 「手は鏡!」
 「三角テーブル!」
 等と声がけするだけで、すぐに
 良いフォームを思い出すことができます。




このエクササイズには
・心理的な側面と
・身体的な側面
の2つのポイントがあるので
一つずつお話させていただきますね。



まずは心理的側面。

はじめに左手のよくあるお悩みを
列挙しましたが、実は
これらの悩みは全て繋がっています。

どういうことかと申しますと、


ヴァイオリンを重く感じて
肘が体に近づいてしまう
↓すると…
楽器を支えるために
左手で指板を握りこんでしまう
↓すると…
親指がにょきっと出て、
他の指が指板に対して寝てしまう
↓すると…
指が動かしにくくなり、
ビブラートや音程の調整ができない
↓すると…
姿勢が悪く、演奏も思う通りにできない


という具合です。
ということは、実は一番はじめの

「肘が体に近づいてしまう」

の部分さえ直せれば、
全ての悩みが一気に解決してしまうんです。

しかし脳には
『否定語の注意を理解することができない』
という性質があるので

「肘を下げないように」
「楽器を重そうに持たない」

という注意は、役に立たないどころか
楽器の重さを意識させ
逆効果になってしまいます。

そこで想像の力を使って、
新たなイメージ(鏡やテーブル)を
持ってもらうことで、

自分のイメージを下げることなく
楽しい気持ちのまま
楽器の重さを忘れることができるんですね。



そして、身体的側面。
そもそも楽器の重さを感じてしまうのは

肩の周辺の筋肉
・棘上筋(きょくじょうきん)
・棘下筋(きょくかきん)
・肩甲下筋(けんこうかきん)
・小円筋(しょうえんきん)
※4つをまとめてローテーターカフと言います。

を活用していないから、
という要因が大きいのです。


左右の手を組んで大きく背伸びをしたまま
両手を前に倒すと

ある位置からストップして
それ以上は下がらなくなりますよね。


このように肘から先ではなく
肩ごと内側に回すような動き(内旋)
を使うと、

ローテータカフが活用されて、
楽々楽器を保てたり、
力を使わずに先弓が使えたりするんです。

まるで空中にテーブルがあるみたい~チュー

ただ、肩の仕組みを
お子様に説明するのは
年齢によっては難しいですし、

逆に意識しすぎて程よい角度を
キープできない場合も多いので、

単純に
脇の下が体から離れて
スースーしていればOKウインク
と覚えておいてください!


なので、
脇の下をあけるエクササイズなら
「リアル手鏡に限らず」何でも🆗です。
たとえば
・楽器を高く保つ
・脇の下に風を通したまま散歩する
・楽器の位置はキープしたまま腰を引く
・楽器の位置はキープしたまま猫背
・肩甲骨を体から剥がして演奏する
・机に手のひらをのせて立ち上がるふり
・ゴリラになりきる
などなど。


ちなみに
「リアル手鏡」のエクササイズは
『楽器の位置を固定すること』
ではなく
『正しい筋肉の使い方をすること』
が目的なので、
肘が下がらなくなったら
後は好きな姿勢で演奏してOKです口笛


ぜひお試し下さい音譜