ずっと伝えられなかったこと | ランと過ごした日々

ずっと伝えられなかったこと

書こう、書かなきゃ、そうしないと話が通じないし、日々の日記として、今自分が感じていることや想ったことを書けないと思いながらも、下書きをしては消去してきました。


1度に病院でのことを書かなくていいんだ、その時々であの時はこういう気持ちだったって、書けばいいんだと思うと気が楽になりました。


母は昨年5月7日に亡くなりました。
突然のお別れでした。
また明日来るね。
明日はゆっくりでいいよって母。
これが母と交わした最後の言葉でした。

蒙一生会えないって分かってたなら帰るんじゃなかった。

1月生まれだから67歳になったばかりでした。


やっと書けた、やった~って感じです大泣きうさぎ
あえて絵文字を使うけどそんな感じ。


でも記事にするとやっぱり涙が出てきます。


一人っ子だし、母がいなくなったら生きていけないと真剣に悩んでいました。
姉妹のように仲が良かったので、母がもしいなくなったら私も後を追えばいいんだと、ほんの一瞬でも考えて気を紛らわせていたこともありました。

母も亡くなったあとの事を心配していたようで、同室の患者さんから「お母さんが心心配してるよ」って何度も聞きました。


でも自分でもビックリするほどしっかりしていたんです。
私の母に対する依存度は相当なもので、母も私に対する心配の度合いは幼稚園児並でした。

そんな私が、叔父や彼の力を借りて、喪主になり葬儀を行い、彼とふたりで、葬儀が終わった翌日には役所に行って様々な手続きをしました。

彼が忌引きを終えて出勤した後は、ひとりで法務局に行き土地建物の名義変更、そして生命保険など一人で出来る手続きをしました。

悲しんでばかりはいられない、葬儀が終わってすぐの方が、役所で母が亡くなったと口にするのも平気だと思い、一気に進めていきました。


父の時もそうだったけど、生命保険が支払われた時は悲しみの嵐が襲います。
一人っ子の私のために、父も母も高い保険料を支払い遺してくれたお金。


最後に残ったのが相続税のことで、昨年の改正で分からなくなったので悩んでいたら、積水ハウスの担当の方から、2月に市役所で税理士の無料相談があると聞いてはいたけれど、一昨日ニュースで日程を知ったので、悩むよりはと思い行くことにしました。

それが今日だったのですが、全く無知だし私がひとりで行動していることを知ったら、母は腰を抜かすほど驚くぐらいの出来事だろうな~と思ったり。
それほど私は一人行動も出来ないし、役所での手続きも母がしてくれていたから、市役所に行くのも最初の頃はドキドキがとまりませんでした。

結果は行って良かったです。
これでスッキリしました。

貯蓄など計画が立てられるようになりました。


そしてその後、少し心配なことがあったので、そのままカローラのお店へ。

帰り際、お母さんはお元気ですか?と聞かれ、亡くなったことを話しました。
相当驚かれて、店長も知らないですよね?と言われたので、誰にも言ってないことを伝えました。


そして家を建てたときからお世話になっているガス屋さん。
水道の蛇口が空回りして、母がいた頃修理してくれました。
ガス屋さんなのに何でも出来て、しかも修理代は要らないっていう。
でも普通に水道屋さんに頼めば、高額な料金が取られるのを知っているから、母はお小遣いにしてってお金渡してました。


その蛇口が昨日再び空回り。
恐る恐るレバーを回しても出ない!。
無理したら前のように水が止まらなくなると恐怖を感じ手を離しました。

止まるものが止まらない恐怖、これはホラー同然です(笑)。
たぶんそこに水道料金もあるからだけど、元を止めたら家中が使えず不便な恐怖も入り交じり。

まだ彼は帰ってないし彼が入れないショックなうさぎ!。
温泉に行けばいいよね~と思いつつ、出川哲朗状態。
ヤバイよヤバイよ~とりあえず私は入れたからいっか~とドライヤー終了サッ

彼が帰宅してなんと温泉行かずに水シャワーを気合いでって気合いピスケ

なにバカなこと言ってるんだ~、この人はおかしいんじゃないか~!もし心臓麻痺でも起こしたら正真正銘の独り身になると、別の心配が出てきたけれど、洗面所から取れば・・・あっ、今思い出した!。
普段シャワーだけどお風呂ためれば、バスタブから出てくるんだった!。

今書いてる途中に思い出してもね~気合いで水シャワーしてたしとびだすピスケ1

凄いね~信じられない!でも温泉じゃ水風呂に入るから一緒だよね~と言ったけど、ん?温泉はその前にサウナや露天風呂入ってあったかいんだねあんぐりピスケ


今朝、水道屋さんじゃなくて、母の携帯から移していたガスのおじちゃんに電話。
おじちゃんちょっと言い方も面白くて、ボソボソ言う感じでなんか普通と違う。

父と同じ「つねお」という名前にもびっくりだったけど、まあそれは置いといて、夕方には来てくれるって。

母が亡くなってからは会うのは初めて、ガス屋さんは名義変更で知ってるはずなのに、おじちゃんは私に何も聞かなくて、それが本当に嬉しかった。

さっきトヨタでは涙ぐんでこぼれないようにするのが必死だったから。

今回もお金要らないっていうから、絶対に取ってほしいっていったらじゃぁ1000円でいいよって。
おじちゃんにしたら娘のような年齢だからかもしれないけど、たった1000円だなんてありえない。


全部母の人柄を知っていて繋がれている縁、私も母のような人になりたい。
それは絶対に無理、私はそこまできれいな心ではないから。

母の葬儀でいろんな方に言われた。
あんなにいい人はいないって。
性格の良さ、うまく言えないけど、いろんな人から相談を受けている母の対応を聞いたとき、母のような心のきれいな人はいないんじゃないかと、この年になって初めて気付いて。

カウンセラーとか、皇居でお仕え出来るぐらいの人であったと思っています。

勤務先ではお客さんから、あなたのような人はこんなところで働いていたらもったいない、美術館とかそんなところが合うって言われてびっくりしたって。

デパートが長いから受け答えが上品というか、お茶や華道も習い私とは正反対な感じで、病院でも看護師さんから、なんか他の人とは違う雰囲気だと思ったって言われたり、優しさや気品がある感じ、世界で一番尊敬している人だって、元気な頃に言いたかったな。

言えないからいつも手を合わせて話しかけてます。
元気だと言えなかったことが素直に言える悲しさ。


今日はいっぱい母を思い出したから書ける!とおもったんだと思うカナヘイきらきら


これで隠し事がなくなりスッキリです。