写真歴は既に40年を超えているので個人的に撮影に対する拘りもあり、競馬場でも牧場でも何でもかんでも撮れば良いって言うもんではありません。

 

今回は種牡馬撮影をする際の個人的拘りを紹介します。

 

 

種牡馬撮影などで牧場見学する際は見学時間一杯に使ってでも時間を掛けて良い写真を撮るために努力しています。

 

競馬のプロカメラマンは脚の位置まで拘ってますが、それはスタッフが手綱で馬を動かせて微調整しているので完璧な立ち姿になります。

 

スタッフの居ない放牧地で立ち姿となると、脚元まで追求する事は出来ないので顔を上げている・顔の向き・口元が閉じているなど立ち姿としては理想的な事例です。

 

背景に見学者などの人物の写り込みも服の色などが目立つのでNGです。

 

 

だいたい時間を掛けても、馬が何かを感じて顔を上げて遠くを見るのは一瞬だったりするので立ち姿としては個人的に上記の画像で十分満足出来る事例です。

 

 

最初のグラスワンダーの画像は完璧ですが、だいたい顔を上げるのは途中までって言うのが多いグラスワンダーです。

 

まぁ、これでも顔を上げて目線は真っ直ぐなので妥協ラインの事例です。

 

 

これは時間を掛けても、全く顔を上げず青草をずっと食べて移動してしまっている時の押さえの撮影事例です。

 

動画だったら、これで問題ないんですけどね。

 

 

牧柵の角や牧柵沿いに居る時も、基本的な立ち姿の拘りは変わりません。

 

後で馬名がわからなくなってしまい、スタリオンブックなので確認する事もありますが、ネームプレートがある時は事前に撮影しておくと便利ですよね。

 

 

立ち姿を縦撮りする時も、真正面ではなく少し斜めの位置から撮影しています。

 

 

厩舎内に居る時は縦横に限らず顔だけも撮影しますが、脚元まで見えている時は上記のように撮影しています。

 

広い放牧地で馬は自由に生活していますが、スマホカメラで満足な人達は別として牧場見学も競馬場でもミラーレスカメラをお勧めします。

 

牧柵の中にスマホを入れて馬の目の前で撮影する事は馬にストレスを与えるだけではなく大怪我をさせてしまう可能性もあるので迷惑行為は絶対止めてて欲しい。