みなさま、お久しぶりです。
最後の投稿からだいぶ時間が経ってしまいましたが、本日からまた少しずつ綴っていこうと思います。
この間、体調のことや生活の変化などいろんな出来事がありましたが、ようやく「また書こう」と思えるタイミングがやってきました。
今日は、私にとって特別な日です。
2015年9月1日、名古屋市内で信号停止中に後方から強い追突を受け、左手と左半身に後遺症が残り、ピアノが弾けなくなりました。
ピアニストにとって致命的な出来事で、一瞬にして人生が変わってしまいました。
あれから今日で丸10年。
もしあの事故が無かったとしたら、今の私はいないでしょう。今出会えている大切な人たちともつながっていなかったかもしれません。
そう思うと、事故にも感謝の思いが湧いてきます。
(もちろん、事故を望んでいるという意味ではありませんが…)
この10年間、ピアノが思うように弾けない時期も多く、何度も心が折れそうになりました。それでも治療を重ね、リハビリを続け、加圧トレーニングや運動に取り組む中で、少しずつ演奏の感覚を取り戻してきました。
ときには病気や新しい不調に悩まされることもありましたが、その都度、助けてくださる方との出会いや新しい学びに恵まれ、気づけば「以前のように」ではなく「新しい自分として」ピアノに向き合えるようになっていました。
今日は10年目の区切り。
音楽でいうならば、ひとつのフレーズを終え、次のフレーズが始まる大切な音。その転換点に立っています。
この10年で得たものは数えきれません。
どんな時にも負けない「レジリエンス力」。
ひとつひとつの経験を他の事柄にも応用できる柔軟さ。
悩むべきことと、そうでないことの区別をつけられる冷静さ。
こうして、少しずつ「動じない自分」になれたこと。
もちろん病気や不調への不安は今もあります。
でも、解決の方法や完治の道は必ずどこかにあるはずだと信じています。
自分の内なる力、自己治癒力をもっと信頼できるようになりたい。
事故から10年。
長かったフレーズが終わり、次の音が鳴り始めます。
ここからの歩みを、また大切に紡いでいきます。
これまで支えてくださったすべての方に、心から感謝しています。
そして、これからの私の歩みも、どうぞ温かく見守っていただければ嬉しいです。