ごきげんよう宮嶋優花(みやしまゆか)です
今日は「ゆるし(赦し、許し)」について書いてみようと思います
人は一生の中で、ゆるす回数とゆるされる回数、どちらの方が多いのでしょうか。
誰かにゆるしてもらえるほど、自分は誰かをゆるして来たのでしょうか。
ひとをゆるせないのも苦しいし、ゆるしてほしいと思うことも辛いもの。
ひとをゆるせない時はひたすら怒りでエネルギーを消費しますし、
ゆるして欲しいと切に願っている時は、ただただ過去への後悔の中に閉じ込められます。
誰かにゆるして欲しいと思って初めて、自分も誰かをゆるすことを学んだりしもします
私も自分の弱さゆえに、ひとを傷つけてしまったことがあります。
事の重大さに気づいて、心の底からゆるして欲しいと思いました。
相手は本当に素晴らしい人格者で、ゆるす、ゆるさないの次元を越えて、あくまでも自分自身に与えられた試練とだけ捉えて、あっという間にその試練を乗り越えていきました。
対する私は、自分という人間の愚かさと後悔に苛まれ、「ゆるし」というものと人生で初めて真正面から向き合うことになりました。
人生とは不思議なもので、ゆるしてほしいと切実に後悔したことで、めぐりめぐって、自分が「一生ゆるしてやるものか」と思っていたひとをゆるすきっかけになりました
誰のこともゆるしていない自分に、誰かにゆるしてもらえる資格なんてないよな、と思ったし、自分が思うより、人間はみんな弱くて不完全で、間違えてしまう生き物だと知ったからです。皮肉なものです。
誰かにゆるしてほしい時は、誠心誠意謝るしかありません。謝ってみて、それを受け入れるかどうかは、相手の裁量です。
ゆるしてもらえるかもしれないし、ゆるしてもらうまでに何年もかかるかもしれないし、ゆるしてもらえないかもしれない。どうなるにせよ、人生を続けていかなければならない。
ひとつ、確実に言えることは、
『もし、今あなたが後悔と罪悪感に苛まれているとしても、あなたが精一杯自分の人生と向き合えば、いつか必ずトンネルを抜け切る日が来る』ということ
後悔して謝りたいと思ったとき、あなたはもうゆるされているのです
だから、心から「ごめんなさい」と言った後は、自分で自分に言ってあげてください。
「あなたの罪は赦されました」と。
そして人生を投げ出さず、生かされている命に感謝して、毎日一生懸命生きてみてくださいそれがいちばんの償いになると信じて