春も終盤。
暖かくなりました。
ミツバチ達もフル回転です。
夕方時などは、巣の入り口周辺は大渋滞の大騒ぎ。
これだけのミツバチ達、ちゃんと家に入れるのかしら・・・
などど、いつも心配するのですが、日が沈む前には皆、帰宅完了。
シーンと静まり返っています。
みつばち。知れば知るほど、大変な生き物。
その昔にアインシュタインが、「ミツバチがこの地球上から全滅するようなことがあれば、人類は4年で滅びる。」と予言したのだそうです。
実際にそうなるのかは、私には考えられませんが、確かに、ミツバチは生態系の根源なのかもしれません。
少し前になりますが、息子の学校でフェスティバルがありました。
メインテーマは中世。
大人も子供も、おもいおもいの中世の人達に扮して、その時代にトリップして楽しもう!ということだったのですが。
どうも、息子の現在の感性にはマッチしなかったようで、いつもと変わらぬ装い。
彼のとっては、プログラムで見つけた、「養蜂のレクチャー」!!で頭が一杯。
なんというナイスタイミングでの講習会でしょ!
地味なプログラムのためか、学校内の片隅で1時間だけ。
講師は近所の養蜂家で、生徒のお父さん。
自分で作ったスペシャル巣箱を見せてくれました。
写真右端の三角屋根の木の家です。
フレームの上にオーガニックの藁を敷いた、もう1つの段。
余計な湿気を取って、巣の中の温度を安定させる為だそうです。
ミツバチがハッピーに働ける環境を手助けする為のお家だそうです。
さすがに、シュタイナー学校でのレクチャーらしく、「シュタイナー思考における養蜂とは」という内容でもありました。
私はというとシュタイナーの本はあまりにも難解で、ホント、勉強不足であります。
シュタイナーはミツバチを、「まるごと愛のコロニー」と言及したそうです。
蜂たちはただひたすら、自分の愛するコロニーを守るためにだけ働き続ける、それも喜んで。
そして、植物の生殖器官である、蜜を集めては巣に持ち帰るのです。
ふ~ん、こんな愛に満ち溢れたコロニーから、私達はハニーを頂くのですか。
そして、1さじのハニーは1匹の蜂が一生かけて集める量にも満たないのだそうです。
やっぱり、ミツバチ、まだまだ奥が深いです・・・
最近、ミツバチと関わるようになって、思い出した言葉があります。
there are 2 things we should give our children; ONE IS ROOTS AND OTHER IS WINGS.
ミツバチはこの2つをしっかりと、持っているような気がしました。
ほんと、トホホな母親でも、ルーツと本当の意味での自由になれる為の羽、与えてあげなくちゃ。