がん患者のサロン | ユーミンの気まぐれブログ

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2011年6月治療が終わり、
2019年主治医の移動で経過観察突然の終了。
今は卵巣がんサバイバーです。
ステージⅢbでも元気に生きています。

相変わらず
思い立った時だけの気まぐれブログです(^^)

12月4日  (木)


先日私が通う病院のホームページで

病院が発行している○○○○だよりというのを読んでいたら

「がん患者のサロン」という集まりがあるというのを知りました。


がん患者さんが、語り合うこと、聴くことで、不安や悩みを

軽減していけるように、憩や安らぎ、勇気を得る「サロン」です。


他でもこういう集まりがあるのを

いつか参加したいな~と思いながらも

日程がいつも土、日になるので

私にはなかなか縁がないな~と思い諦めていましたが

今回のこの会は、平日だし事前の登録もいらなくて

通う病院だから近く、時間も1時間半

こんなに打って付けな会はないな・・・と


ただ参加資格は

現在○○○○病院で治療中か治療に通っていらっしゃる方

私って通っているけれどもう経過観察だけだから

いいのかな・・・?っとそこで電話で聞いてみる。

電話先は、がん相談室

ちょっとドキドキ、そして聞いてみたら

「大丈夫ですよ~お電話ありがとうございました。」っと嬉しいお答え

じゃあ行ってみようかな・・・・っと

でも日にちが近づくと

今の私が行って話せることあるかな?もう3年半(治療終了後)経ってるし

場違いだったらどうしようかな・・・・っと


今はほぼ病気以前の生活に戻り、

辛かった病気の事も少し忘れかけてきていますが

死を考える病気になって、治療が終わると

何か自分に出来ることはないか?と常々考えていたのに、

元気になると自分の毎日の生活に追われて

ついついそんな気持ちを忘れてきてしまっている

病気になったからこそ出来ること、少しでもっと

悩みに悩んで・・・・行ってきました。


当日は小雨も降って寒い日だったので

参加者の方少ないかな・・・

今回は2回目ということで前回は10名の参加者と書いてありました。

平日だから年配の方が多いかな・・・?

っと想像して行った部屋には(当日少し遅れてしまいました)

もうお話が始まっていて、9名の老若男女の方がいらっしゃいました。

残念なことに遅れていったのでこの会のはじまりを聞けませんでしたが

主催はがん患者となっていたので、がん相談室の方々(看護師さんや

臨床心理士さん)は傍で聞いていらっしゃるだけでした。


司会をされていたのは

結構若い男性(30歳前後?)で少しびっくり

この方はがん相談室に色々相談されていたようで

きっとそんな中からこの会が発足したのかも・・・?(想像)

すでに治療を終えて、最近仕事に復帰されたご様子

何がんだったのか?は聞けていませんが・・・


私は、ステージⅢの進行がんでも

こうして元気に暮らせる日がやってきますよ~っという事を

今治療している人々に少しでも希望を持ってもらいたい

と思って参加したのですが、いやいや私なんかの経験なんか非じゃない

経験の方々がいらっしゃいました。


骨肉腫でこれから治療が始まる30代の男性、

やはり不安が多いようで・・・

でも笑いが必要と入院前にダウンタウンのDVD?をiPATに入れて

持ち込んでいますっとみんなから笑いが起きました。

確か一年かけての治療と言われていました。(車いすでの参加)


受診するも白血病で、余命数週間と宣告されても3年生きていま~す

っととてもそんな重病だったとは思えないパワフルな40代ぐらいの女性

今は治療より合併症で悩んでいらっしゃるご様子。


肝臓がんですでに抗がん剤70回やったという女性、この方もパワフル

生存率30パーセントでしたが、その中に入ればいいんだと前向きな方


やはり女性は乳がんの方が多いのかな・・・


お一人は、17年後に再発してしまって発覚当時は乳房全摘が主流で

専門の先生もいらっしゃらなくて小児外科の先生に手術してもらった。

今は専門の科もあるし、以前とは全く環境が変わっていて驚いた

という40代後半の女性。


おじさん60代ぐらいかな

初発は、聞き逃しましたがその後次々と2ヶ所のがんが発覚

ただしみんな原発で初期で見つかって治療済みの元気なおじさま。


肺がんで、ほぼもう大丈夫と言われていたのに

最近再発が発覚。年明けから治療が始まるという

少し落ち込んでいらっしゃるけれど、また頑張ります

と60代のおばさま。一番話されていたかな・・・


乳がんで現在、放射線治療真っ最中の方

今住まいは、旦那さんの転勤で名古屋なのだが

小さい子供さんがいらっしゃって向こうで見てもらう人がいないので

ご実家がある神戸で治療されている40前ぐらいの女性


っという方々が集まっていらっしゃいました。

一時間半という短時間なので、なかなかみなさんの状態を全て

把握出来ませんでしたが、考えてみると私が今まで接する同病の方は

当然女性ばかり、なので男性のがん患者さんのお話を

聞くことがありませんでした。その点少し新鮮な感じもありました。

その中でちょっと「そうなんだ~」と思ったことは

女性患者さんの病室は、カーテンが開け放たれているのが多いのですが

男性の方は、閉め切っていらっしゃる方が殆どらしいです。

(全員ではないでしょうが・・・)

私なんか不良患者だったので、入院するとすぐにウロウロと

知っている方の名前を捜していました(笑)


あっという間の一時間半

でも共感できるお話がいっぱいで、みんな話されている人に

うんうんと頷いて聞いていらっしゃいました。

治療中の方々にも笑いもあって、和やかな感じで終わりました。

少しでも前向きに治療が進んでいただければいいな~


短時間でもこうして共感した方たちが、

今後どのように過ごされるのかとって気になります。

次回は2ヶ月後の2月、日程見ると外来日の一日前

二日続けての仕事抜けるのは無理なので、出席出来ませんが

二ヶ月毎にあるので、日程が許す限り参加してみたいなっと思っています。


そして

がん患者さんがもっとたくさん参加してほしいなと感じました。