今回の朝ドラの脚本がなかなかいいという評判だ。
今日も、よかった。
日本国憲法が公布された。
寅子が弟に感じていた「はて?」が
形となって現れた。
長男だからと、
進学をあきらめて一家の大黒柱として
就職をしようとしている弟に言う。
男だからって大黒柱にならなくっていい。
男女不平等は
女性差別が大きな問題だけれど、
それは同時に
男に対しても要求があるということ。
寅子が書き写した日本国憲法の条文を読み上げる。
第13条
すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、
立法その他の国政の上で、
最大の尊重を必要とする。
第14条
すべて国民は、法の下に平等であって、
人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、
政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
第14条は寅子と一緒に言えた。
現在、みんな個人として尊重されているだろうか。
今回はオープニングがラストに来た。
裁判官に採用して欲しいという寅子に
「なぜ私が君を採用しなければならないのか。」
と、問われるところで終る。
弁護士から裁判官へ。
ここから、また新しい展開が始まる予感。