[韓国の恐怖ドラマ 4]
파이미디어 2007.7.18 (Wed)
| 世紀末、ヒーローと悪がせめぎ合う「ゴースト」 |

1999年夏、世紀末の混沌を鎮めるヒーローと絶対悪の対立を興味深く描いた16部作のSBS納凉特集ドラマ「ゴースト」が話題を集めてお茶の間に上陸した。
「黎明の瞳」、「砂時計」、「白夜」の傑出した演出者キム・ジョンハクが総指揮を務めただけでなく、当時としてはとてつもない金額であった20億ウォン余りの製作コストが投入された大作として期待を博した。それだけではなく、チャン・ドンゴン、キム・ミンジョン、ミョン・セビン、キム・サンジュン、歌手パク・ジユンまで、当時名を上げたスターたちが総登場して1999年最高の期待作として数えられた。リアリティーのあるゴーストの姿を再現するために最尖端のコンピューターグラフィックを活用した特殊效果だけでも1億を超える製作コストが投資された。あれこれと話題になるのに相応しかった。
ゴーストを退治する”退魔者”と復讐心に燃える”悪霊”との闘いを描いた「ゴースト」で、チャン・ドンゴンはジ・スンドンによってフィアンセを亡くし彼に対抗する刑事テヒョプに、キム・ミンジョンはゴーストを見ることの出来る新世代の”退魔者” タルシクに扮した。当時まで初々しいイメージの強かったミョン・セビンがテヒョプのフィアンセと、ざっくばらんな記者チェヨンの一人二役をこなし微妙な三角関係を醸しだした。また、人気歌手パク・チユンが外見のせいで冷やかしを受けているさなか、ジ・スンドンのゴーストに憑かれるチュニ役に出演し、演技派俳優キム・サンジュンが邪悪な瞳を輝かす薄気味の悪いゴーストのジ・スンドンに扮しファンに強い印象を残した。
世紀末、刑事テヒョプのせいで妹を亡くした復讐心で悪霊になった”絶対悪” スンドンは、人間の身体に憑依して悪事を行なう。予言でダウィデの星の機運に生れついた英雄としての自分の能力を悟ったテヒョプと退魔者タルシクがジ・スンドンと対立するようになリ、終局には彼らが愛するチェヨン(ミョン・セビン)の体にジ・スンドンが潜んでいたということが明らかになる。チェヨンを救い出すためにタルシクがジ・スンドンを自分の体に受け入れて悽絶な死を遂げるというストーリー。
これまでのドラマとは違い”ゴースト”という存在そのもので”恐怖”を誘発するよりは ”悪霊”ジ・スンドンの残忍な殺人行為と特殊效果が、人目を引くヒーローたちとのスリルある闘いに焦点を合わせている。可愛くて親近感のある”ボング”のキャラクターやバイクの暴走族、ゴーストたちもゾッとさせるよりはドラマの楽しさを際立たせる役割を果たしてくれたと見える。恐怖の対象だった”化け物”や”幽霊”のキャラクターを様々な観点で取り上げたという点も面白さをかきたてた要素だ。
このように”退魔者”を主人公にした面白いストーリーと個性的なゴーストの布陣、豪華出演陣で固めたドラマは、気の毒にも当初の期待と違い視聴率10%台に留まって苦戦した。
もはやハリウッドのSF映画に慣れ親しんだ視聴者の肥えた目には、ドラマで試みられた特殊效果はあまり注目を集めることが出来ず、初盤しっかりとしていて面白かったストーリーも進むにつれて複雑で難解な内容に流れて行き、入り込むことを妨げたという評価。しかし、これまで扱われなかった新鮮な素材と果敢に特殊效果を導入、ドラマファンに目新しい興味を抱かせようと試みたという点で肯定的な評価を受けた。
視聴率という点では振るわなかった「ゴースト」ですが、確かにこれまでの韓国ドラマとは違った試みが見られ「韓国ドラマにも、こういうジャンルがあるんだ~」と思わされた作品でした。
また、この二人をキャスティングしてくれたセンスには本当に感謝ですよねぇ~。二人ともその魅力的な眼がポイント 
つくづくDVD-BOXの装丁に、この二人の写真が対等に載せられてたらなぁ~と残念、無念でなりません・・・
つくづくDVD-BOXの装丁に、この二人の写真が対等に載せられてたらなぁ~と残念、無念でなりません・・・