馬鹿は私だった

いま駅まで歩いていたら

ミスアルプスの
湯川くんに会った

今日のような寒い日に
半袖と短パンにビーチサンダルという装い
馬鹿じゃないのかと思っていたら
湯川くんだった

湯川くんは自転車の
サドルを高くして乗ってるから自転車をみて
湯川くんだと分かった

『湯川くん』と呼び止めると

振り返って笑っている

笑っているだけで何にも言わない

気持ちわりぃ
ずっと会ってないうちに輪をかけて馬鹿になりやがったかと思った

『湯川くん？湯川くんだよね？』と言うと



『違います』と言われた


じゃあ何で振り返ったんだろうとか
イロイロ疑問に思う事もありましたが

散々
馬鹿なやつだなと思っていたけど１番の馬鹿は私だったみたいで

恥ずかしい気持ちのが大きくて
すみませんを言う事も忘れて
少し小走りで駅に向かいました


世の中には似た人が沢山いるのかもしれない


これから麻布十番で仕事です

麻布十番でも湯川くんに会えるといいと思います