こんばんは、医療従事者のための心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

その時代、時代において

社会が求めているものが変わります。

 

私が就職したのは

昭和の時代でした。

 

昭和の時代は、

猛烈に働くことが

美徳とされ、

何を犠牲にしても

会社のために尽くすことが

とても大事な時代でした。

 

『24時間働けますか?』という音楽が

栄養ドリンクのCMで流れ

それがまるでかっこいいことのように

信じ込まされていたのです。

 

猛烈に働くのは

なぜかというと?

お金を稼ぐ為です。

 

だから家の中でもお金を稼ぐ

お父さんが一番偉かったのです。

そのお父さんには

逆らってはいけない。

言う通りにすることが一番だったのです。

 

栄養ドリンクのCMは1989年にヒットしました。

今から35年前のことです。

今ではそんなこという企業は

ブラック企業と言われます。

 

以前、野球のダルビッシュ有さんが

「一番大切なのは夫としての自分

2番に父親、3番目に野球、

だから昨年WBCに参加するのを最初やめようと

思った。家の用事ができなくなるからです」

と言われていたそうです。

 

それを聞いた

元野球選手の工藤公康さんが

衝撃を受けたと。

そして自分も、もう少し

子供のとの時間をもてばよかったと

いうインタビュー記事を目にしました。

 

人は死ぬときに

こうしとけばよかった。

もっとこうしたかった。

と、したことではなく、

やらなかったことを後悔するという

話を思い出します。

 

お金を稼ぐことや

地位や名誉に執着する

人生を送った人が、

晩年になり離婚をしたり

さびしい人生を送っていると言うのを

聞くことが最近よくあります。

 

そんな時

人は次の世代をよくすることが

一番大事だと教えてくれた

神道の先生の言葉を思い出します。

 

次の世代をよくするというのは、

自分の奥さんや子供に温かい言葉をかけることかも

しれません。

年老いた父や母に優しくすることかもしれません。

近所の子供に対する態度かもしれません。

次の世代に心を込めて建物を作ることかも

しれません。

 

 

高いお金を出して

何かを買ってあげることではないのです。

 

お金や物が重要なのではなく、

心を込めてしているかということが大事なのです。

 

どこに心を寄せるのかです。

 

 

会社のため、学校のためと

そこに全勢力をつぎ込んで

頑張ってもいいのですが

 

その反動で

家では傍若無人に振る舞うことが

問題なのです。

 

 

神道の学びの中で

「隣の畑は豊かに見え我が畑に水を運ばず」と

いう教えがあります。

 

みんな神社に掃除に行くと言ってるが、

自分の部屋はきれいにしているか?

と先生は問われます。

 

世界平和をうたっている人が

家の中でいがみ合っているのは

おかしいのです。

まず自分の周りに心を寄せること。

 

世界中の人がそうできれば

世界平和と言わなくても

世界は平和になるのです。

 

でも大丈夫です。

気づいた時が

心を見つめるチャンスです。

人は遅すぎることはないのです。

 

自分が心を寄せる方向がちがっていたと

感じた人は、

そこで悩んだときに

カウンセリングを受けるタイミングが

きたのかもしれません。

 

 

 

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