こんばんは、医療従事者のための心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

先日、経済アナリストの藤原直哉さんが

「これまでは、閉じた世界の中で、つじつま合わせが今までの

まじめさだった」と言われていました。

 

閉じた世界で

みんなが言うとおりにする、

他人がどう思うかが重要、

それが今までのまじめさだったのです。

 

これからは自分で考えて、自分でやってみて

どうなるか実験する、いろいろなことを経験する先に

自分の未来が作られていくのだと思います。

 

私は病院組織で30年働いていました。

その中で、みんなに合わせることが大事だと

いう空気が存在していました。

 

その中では、1人が「おかしい」と発言しても

おかしいことが、

その組織の常識になっていた場合、

おかしいと声を上げた人が、

反対におかしい人になったりします。

 

ある看護協会の組織では

Aさんというカウンセラーが経済的に困っているから

その人が講師のセミナーを開催することに

なりました。

つまり、その人を儲けさせてあげるためのセミナーです。

 

その人を経済的に儲けさせてあげることを

優しい行動と考える組織だったのです。

 

もちろん人は集まりません。

Aさんの為にするセミナー

でも名目は「看護師のためのセミナー」です。

 

おかしいと思いませんか?

 

それは優しさでしょうか?

違いますよね。

 

目的と、行っていることが違うのです。

 

でもおかしいことをあたりまえのように

している組織では、それはあたりまえであり

少しおかしいと思っている人でも

つじつまを合わせて生きているのです。

 

ずっとその組織で生きてきた人は

おかしいとさえ考えることも

できなくなっています。

 

人として、していいことか

してはダメなことか

心の奥深くでわかっている人の場合は

そのつじつま合わせが苦しいのです。

 

そして社会的に大きな病院で働く方がいいとか、

病院を辞めたら生きていけないと思って

つじつま合わせに加わっていると

病気になってしまうのです。

 

自分の心の奥にある本当の自分と

一致した生き方をしないと

人は病気になるのです。

 

 

そして

知っているのに見ないふりをしている人も

病気になる。

心理学を学ぶと

それを理解することができるようになります。

 

人は自分に嘘をつき続けるのは

何かの代償をはらうことに

なるのです。

 

これまでのつじつま合わせに付き合うのを辞めないと

しんどい世界に生きることになるのです。

 

そしてつじつま合わせをしてきた人は

自分は何がしたいのか?

自分はどう生きたいのか?が

もうわからなくなっているのです。

 

そのわからない

悩むという経験は

実は、本当の自分を知るチャンスでもあります。

 

 

これから生きていく上で

大切なことは、

自分はつじつま合わせをしながら

人生を生きていないかどうかに気づく

ことかもしれません。

 

 

 

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