こんばんは、医療従事者のための心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

私の瞑想の先生は

よく「摩擦がない」という言葉を使われます。

摩擦がないことが大切であることを

教えてくれるのです。

 

 

彼はアメリカ人なので、その話の中に

「no friction」という言葉が出てきます。

Frictionとは、摩擦、人間関係の不和と言った

物体同士が動いたり、静止したりするときに動く抵抗力や

人と人との間に生じる軋轢のことを意味する。

と辞書には書かれています。

 

私も、はじめは摩擦という言葉の

意味がよくわかりませんでした。

 

瞑想をしていると

瞑想後に、しばらくボーとすることが

あります。

瞑想の感覚と、普通の生活の感覚に違いがあるのです。

 

 

瞑想の世界から、普通の世界に戻るときに

5分くらいかけてゆっくり戻るように

あくびをしたり、ストレッチをしながら

体をゆっくり普通の世界にもどすのです。

 

このゆっくりとなじませる。

ゆっくりと自然な感じで元に戻す

ということを続けてゆくことが

大事なのです。

 

瞑想が終わって、すぐに車の運転をしたり

何か急に違う行動をすると

運転中にボーとして判断を間違うことも

あるからです。

 

それを教えてもらってから

摩擦がないということは

どういうことかを考えるようになりました。

 

私たちは、すぐに結果を求めてしまいます。

けれども何でも早くに結果を求めることは

その人に取って

不具合を生じることもたくさんあります。

 

ダイエットするときに

1ヶ月で5キロ痩せるのと、

1年で5キロ痩せるのとでは

どちらが体に負担がかかるでしょう?

 

急な結果を求めるのは

そこになにか不具合が生じてしまいます。

それを摩擦というのだと

思うのです。

 

人間関係でも

相手に気を使いすぎたり

また相手に勝ちたい、相手より上にいたい

というような競争心が自分の心の中にあると

相手と闘おうとしている意識がなくても

摩擦を生じてしまうのです。

 

カウンセリングで

自分を見つめるようになって

早く変わりたい、早く生きやすい人生を歩きたいと

思っていたとしても、

やはりそれは時間がかかるものなのです。

 

早く何かをしたい、早くよくなりたいという

気持ちに伴う行動は、

自分の心の中で摩擦が生じます。

そしてそのような形で変化することは

一時的な変化しかうまないのです。

 

一時的な変化では

すぐに元に戻ってしまうのです。

 

ゆっくりだけど

着実に変化する。

 

毎日の変化は気づかないけれど、

少しづつ、少しづつ変化し、

1年、3年・・・したら

すごく変わっていたというような変化が

摩擦がない変化だと思います。

 

この世の中のものは

変化しないものはありません。

 

でもその変化の多くは

少しづつの変化です。

 

その少しの変化に気づき、

日々少しづつ

受け入れることが大切です。

 

それが摩擦のない生き方だと

感じます。

 

そのためには

瞑想とカウンセリングの両方が

必要だと思います。

 

 

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