こんばんは、医療従事者のための心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

多くの人が、自分を好きになりたいと

思っているのだと思います。

なぜなら、そのようなタイトルの本が

たくさん売られているからです。

 

このブログを書こうと思い

「自分」「私」「好きになる」で

本やブログを検索すると

たくさん出てきます。

 

私も心理学を学ぶ前、

瞑想を始める前は

「どうやったら自分を好きになれるか?」と

思い、たくさんの本を読んでいたことが

あります。

 

 

以前にもブログでお話したのですが、

そもそも、その状態があたりまえの人は

わざわざ口に出して言う必要がないくらい

になります。

 

だから「私は自分が大好き」

という発信をしている人は

実はそうではないのです。

 

そしてダイエット本が売れ続けるのは

本をどれだけ読んでも

ダイエットできないように、

自分を大好きになるメソッドを

習ったり、本を読んでも

そうならないように

世の中できているように感じます。

 

でなければ、これほど本が売られているのが

おかしいからです。

 

自分を好きになるのは

ありのままの自分を認めることです。

 

好きな自分だけでなく、

嫌いな自分も、嫌な自分も認め

受け入れることです。

 

このままでよかったのだと

心の底から腑に落ちること

だと思うのです。

 

私は、はじめてカウンセリングを受けたとき

「自己犠牲する自分」がいたことに衝撃を受けました。

 

人の為に何かをしたい、

人の役に立ちたちと思い、

医療従事者になったのですが、

でも自分を犠牲にしてまで人の役に立つということは、

おかしかったのだとわかったとき、

自分のこれまでの信念が

崩れ落ちるような感覚になったのです。

 

日本人は

罪悪感を持っている人が多いと

言われています。

だから人に役立つことで

罪悪感を忘れようとしている人もいるのです。

 

それは戦争体験がそうさせているのかも

しれませんし、

これまでに、

人にあわせる為に、

自分のことは横に置いておく

という教育が行われていたことも

あったかもしれません。

 

けれども自分が嫌いな人、

自分に満足をしていない人が

人を幸せにすることは

できないのです。

 

自分を好きになるメソッドの中には、

嫌いな自分を見つけて、

それがわかったら

それをなおすように努力する

というものもあります。

 

子供の時に

「これができたらご褒美をあげる」

「テストでいい点を取ったら、何か

買ってあげる」と同じ構図です。

 

それはある程度までは

目標が達成できるかもしれません、

でもできない人は

できない自分に蓋をしてしまうのです。

 

それは抑圧であり、

そのストレスで病気になったり、

犯罪を犯したりするように

なることもあるのです。

 

 

若い頃は、何か目標に向かって

頑張ることが大切な時期があるかもしれません。

 

でも頑張りすぎてしんどい思いをしている人は

このままでいいのだと

心の底から腑に落ちることが

生きやすさにつながります。

 

そして

それが腑に落ちるためには

自分を見つめることが

一番大切です。

 

自分を見つめるために

カウンセリングを受けて

自分を見つめる方法を知ることが

必要な時期が

あるかもしれません。

 

 

自分を見つめ続けた先に

「自分を好きになる」という言葉が、

気にならない

自分がいるのです。

 

 

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