こんばんは、医療従事者のための心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

最近では虐待という言葉が

ニュースにもなり

かなり世間的に

認知されてきました。

 

 

厚生労働省のホームページには、

児童虐待防止法においては、

「児童虐待」を殴る、蹴るなどの

身体的暴行によるものだけでなく、

心理的虐待やネグレクトも

含むものであることを

明確に定義しています。

 

身体的暴行は、

外見上からその発生が

明らかになることも

あります。

 

ネグレクトとは

育児放棄や育児の怠慢と言われるもので

食事を与えない、不潔にする、

病気やけ怪我をしても病院に連れて行かない

などが含まれます。

 

そして

心理的虐待は、

児童に対する著しい暴言または拒絶的な反応、

児童が同居する家庭においての配偶者への暴力、

その他児童に著しい心理的外傷を与える言動を

行うことです。

 

心が傷つく心理的虐待は、

心は外から見えないので

本人の心が傷ついていても

虐待されている本人が

気づかないことが多いのです。

 

また、

自分が虐待されていたと、

気づくのに何年もかかることが

あるのです。

 

日本では、これまで「しつけ」

という名のもと

身体的虐待や精神的虐待が行われていました。

 

家庭という閉鎖されて空間で

起こる出来事については

特に子供は

他人の家族と比較しようがないので

自分の育った家庭を普通だと

思っているのです。

 

 

小さい子供にとっては

その時に恐怖心があっても

声をあげることは

できません。

 

その家から逃げることは

ご飯を食べることができなくなることであり、

命に関わるため

どうにかして生き延びようとするのです。

 

それがずっと我慢することかもしれません。

 

心理的な虐待の場合、

「自分の家は、身体的暴力を振われていないから

大丈夫」と自分で自分自身に暗示を

かけることになるかもしれません。

 

心理カウンセラーの信田さよ子さんは

虐待によって成立する犯罪には

それぞれ時効があるが、

それを犯罪と本人が理解するのには

何十年もかかることがあるので、

問題があると言われています。

 

私の知人の男性は

「自分は子供の頃、家族の中で

排水溝の役割をしていた」と

言われたことがあります。

 

家中の人間が

彼に、文句を言ったり

ストレスがたまると彼に暴言を吐いたり

したそうです。

でも、自分の育った家庭が普通ではなかったと

はっきりと気づいた時は50代だったのです。

 

カウンセリングを受けて、

カウンセラーに、

自分の家のことを話したのが、

他人にはじめて

自分の家族の話をした

経験だったのです。

 

そしてそのように

自分のしんどい状況に蓋をしていると

腸炎になったり、アトピー性皮膚炎や

ぜんそくなどになることも

あります。

 

自分で大丈夫と思っていても、

体は悲鳴を上げているのです。

 

体がしんどいサインを出しているとき

自分が虐待だと思っていなくても

先に体が教えてくれることが

あるのです。

 

親との関係にしんどい思いをしている人、

体に不調がある人は、

自分を見つめる時間が来ているのだと

思います。

 

 

ご質問等ございましたら

下記フォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

 

お問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございます