こんばんは、医療従事者のための心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

カウンセリングでは、クライエントさんのお話を

聴きますが、

実は話をされてないところに本質が隠されていることが

あります。

 

父親のことばかり話す人の話を聞いて

「あれ?」母親はどうなっているの?

なぜ話が出てこないのだろうと、

カウンセラーは感じているのです。

 

普段の生活の中でも、

「私は家族に恵まれて幸せだ、

本当に父も母も優しい」と言っている人は、

本当はそうではないかもしれません。

 

幸せがあたりまえの人は

わざわざ口に出しては言わないからです。

 

カウンセリングの勉強をすると

それを教えてもらい、

深く学ぶと、自分の体感として

それを実感するようになるのです。

 

人は話さなくても

その人の振るまい、態度を観察していると

本質がわかるのです。

 

先日映画『パーフェクトデイズ』を見ました。

役所広司さんが主役の映画です。

ある方に、

「自分が観た昨年度ナンバーワンの映画で、

人の描写などを見るのに勉強になる」

と言われて、観に行きました。

 

この映画、

冒頭の30分くらい

主人公も誰も何も言わないのです。

ただ淡々と、主人公の毎日の生活が流れているのです。

 

でも観ていると

主人公が

どういう思考で、どういう思いで、

何を大切に生きているのかが

伝わるのです。

 

例えば彼が毎日買う缶コーヒーとか、

読んでいる本とか、仕事ぶりなど。

台詞が少ないだけに、

言葉以外のところで主人公を観察して、

観た映画でした。

 

台詞がなくても

映画が成り立つことに

すごいなと思いました。

 

役所広司さんだからなのだと

思いますが・・・。

 

人は仕草、態度、立ち居振る舞いから

その人のあり方、生き方が伝わるのです。

 

年をとると

人の顔にも、その人の歴史が出ています。

 

優しそうな人、意地悪そうな人。

 

美人だとか、そうではないとかよりも、

大切なものは

その人が何を言ったかではなく

何を感じ、どう生きたかに

あるような気がします。

 

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