こんばんは、ホリスティック心理カウンセラーの

春風ゆみです。

 

 

今日は、万能感についてお話したいと思います。

 

万能感とは、全知全能と言われるように、何でも自分でできると

いう感覚のことです。

子供の頃は、「自分は全てのことを知っている、何でもできる。

自分に不可能なことはない」と思っています。

そういう気持ちを表す言葉です。

 

万能感は、子供が持つ普通の感覚といえるのです。

人は子供の時からいろいろな経験をします。

その中で自分にはできないことがあるのだと学んだり、壁にぶち合ったりして、

万能感は少しづつ薄れていくものです。

 

そして等身大の自分を見つめるようになり、

自分よりすごい人はいるものだということを理解し、

また自分にとっての得意は何かを認めることができて、

大人になっていくのです。

 

そこから周りに対する感謝も生まれるのです。

人は感謝が生まれると、謙虚になります。

本当の大人は感謝ができる人なのです。

 

けれども万能感を持ったまま大人になる人がいます。

一見自信に満ちあふれていて、万能感を持つことはいいことと

とらえられますが、自信を持ちすぎて問題が起きる可能性もあるのです。

 

万能感は、「自分はすごい」「自分は強い」という思い込みです。

その思い込みを持っている人が人を助ける援助職をすると、

自分は人を助ける人、すごい人という間違った自己認識を

もつことになるのです。

その間違った自己認識は、生きている限り、そして自分の間違った自己認識に

気づかない限り、強化されます。

人に指摘されると抵抗が強くなることもあり、

自分で間違った自己認識に気づき、本人が望まない限り変化しないのです。

 

また万能感を持つ人は、「自分はすごい」と思うので、本当の意味で人に学ぼうと

しません。そのため人としての成長がないのです。

自分が世の中で一番強いのですから。

 

昔から偉いと言われている職業の中にも実は、そんな人がたくさんいます。

 

例えばヒーラーや治療家で万能感を持つ人は、人を癒すのではなく、

自分の技術の向上だけに力を注いだり、クライアントの自己治癒力を

認めるのではなく、自分の治療の力だけを過剰に評価することになるのです。

 

そんな人を見ていると、なぜか私は「愛がない」と思ってしまうのです。

 

愛とは、

あるがままの全てを認めること、受け入れること、許し、大切にすることです。

 

これからの時代は、多様性を認める時代です。

 

愛があるかどうかが大事になると思うのです。

万能感の中で生きている人は、実は愛を与える人ではなく、

求めている人なのです。

 

私のいつもお話しするロルフィングの先生は、

「昔は自分がすごいヒーリングを学んで、自分のヒーリングを

みんなに伝えないといけないという思いが強かった。

けれども周りを見てみると、すごい人はたくさんいて

自分なんてまだまだと思うことも多いと思うようになった。

そうすると、みんなにわかってもらおうとするのではなく、

わかってくれる人が来てくれれば、そして来て下さる1人1人を大切に

することの重要性に気づいた」と言われます。

そんな波動を持つ先生にヒーリングを受けていると、愛を感じ、

癒されていることを体感することができます。

 

 

等身大の自分を認め、感謝が生まれた時、

人生においてもっと学ぶことがあるのだと気づくのです。

 

そしてそこには自分を否定するのでもなく、

自分のすべきことを淡々と行う姿勢も生まれます。

 

私もこれからも、

日々に感謝し、私のできることをしてゆきたいと思います。

 

ご質問等ございましたら

下記フォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

 

お問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございます