先日、中三の娘が学校を休みました。

 

今まで息子のことばかり書いていましたが、娘のことを全く触れてませんでしたね。

娘は息子の2歳下で、兄を見て育ってきましたが、基本的に天真爛漫な性格で、

しっかり者。自分の主張はしっかりとして、ほしいものはほしいと素直に言えます。

(と、私は思っています)

娘は小学校4年から部活を頑張っていて、強豪校のため、かなりハードな練習も乗り越えてきました。

 

息子が不登校の中でも、娘は毎日学校に通って部活にいそしんでいました。

 

そんな娘が、頭痛で学校を休んだのですが、

今まで体調不良で学校を休んだとしても「学校が楽しい、クラスのみんなが大好き」と申していましたので

疲れがたまったんだなと思っていましたが、

先日は初めて「学校がめんどくさい」と吐き出しました。

 

これはただならぬ感じだと思い、「学校で何かあったの?友達と喧嘩でもしたかな?」と聞いても

「そういうことじゃない、けど、めんどくさい」と、モヤモヤした感じでした。

体調が良くなってきても遅刻として登校することは渋りましたので、

放課後に、担任へ連絡してお話しをしてもらうことにしました。

担任は、息子が中2、3年とお世話になった先生で、息子も私も絶大な信頼を置いている先生。

奇跡的にも娘も中2、3年と担任になって兄妹ともどもお世話になっています。

娘も担任が大好きです。

 

放課後、娘を学校へ送り、娘と担任がひとしきり話し終わってお迎えをしたら

清々しい顔で帰ってきて『スッキリしたー』とのこと。
 
帰りの車の中で、どんな話をしたのか色々聞いていくと
先生に、墓場まで待っていこうと思っていた話をした、とのこと。
 
本当は私に話すつもりもなかったようですが、私にもぼつぼつ話してくれました。
 
娘が4,5年の頃、友達関係で悩んでいたのに、お母さんがお兄ちゃんの不登校で
病院や鍼灸院、整体、色んなところに連れて行っていっぱいいっぱいの様子だったので、
自分で抱え込んでしまい、学校に行きたくなくても行かなくてはならなかったこと、
自分自身まで不登校になっちゃうとお母さんに心配させてしまうから、絶対に言えなかったとのこと。
 
娘が6年生になって息子の担任が今の先生になって、息子も私自身もエネルギーが変わった感じがしたから、
娘自身も安心して自分を出せるようになったようで、遠慮なく休むことができるようになった。
確かに、小6年になって、しょっちゅう学校を体調不良で休むようになり、ちらりと不登校を疑いましたが、娘は不登校になりませんでした。
 
責任感が強い娘、現在のクラスでは、クラスが授業中うるさくならないように
うるさい子に注意をしたり、授業のサポートしたりして気を張っていたようでしたが、
それが辛くなってきたことも吐き出したようです。担任からは必要以上に怒られることを恐れる必要はないこと、
娘は何をしても、何もしなくても怒られるような子ではない、と言われて安心したようでした。
 
本当に青天の霹靂でした。
同時に、気付くことができなかった私自身が情けなく、申し訳なく思いました。
でも、そういう気持ちを吐き出すことができて、本人もすっきりしましたし、私も当時のことを謝ることができました。
娘が毎日担任に提出する一言日記を出さなくなったことにも、先生は気付いてくださり、
学校を休むことも、ある程度予測されていたということで、
娘のこと(もちろん他の生徒たちにも)真摯に向き合ってくださっていること、ありがたく思いました。
 
ここのところ、私と主人との関係悪化が再燃したこともあり、娘の不安定な気持ちが身体に出やすくなっていること、
過去のモヤモヤした気持ちがぶり返して、心の中に溜まっていたことが噴出して体調不良を引き起こしたのだと思います。
 
もちろん、息子が起立性調節障害を引き起こす要因の一つ、
自律神経が脆弱なのが兄妹であれば気質として持っているのはわかっていましたし、
甘いものが大好き、粉モノ大好きな娘が起立性調節障害を引き起こす可能性は大いにありましたので、私としても不安はありました。
兄妹と性格は違えど、育てる親は同じ。不安は連鎖し、しっかり伝染してしまいます。
その不安感が娘にも伝染してしまったことも確かです。
それを引き起こさないように口うるさくなったり、必要以上に干渉したりすることもありました。
 
でも、それを初めて告白した娘。
娘のおかげでぎくしゃくしがちな家の中が明るくなった、
息子に注力できた、おかげで息子は元気になって本当に感謝しています。
だから、これからは、もっと気楽に、嫌なことは嫌だと、もっと素直に吐き出して
安心して過ごしてほしいと思いました。
 
色々なワークを通して、それは私自身の課題でもあるとわかりましたので、
まずは自分自身を愛すること、認めること、
やっていると思っていましたがまだまだ許してないことが多かったので
しっかりしっかり自分を見つめていきます。