前回の続きです。
 

息子は、メタボ対応の、ヘルシーな食事に終始ありついていたため、

成長期に必要な栄養素が不足してしまったんですね。

 

だから、成長に必要なタンパク質が不足し、自律神経のバランスがおかしくなってしまい、

起立性調節障害を発症してしまったのではないかとも考えられます。

もちろん、もっと劣悪な栄養状態の子でも、発症していない場合の方が多いかと思いますが、

息子の場合は栄養素不足があったのだと思います。

 

成長に必要な栄養素は、エネルギーの元となる炭水化物だけでなく、

タンパク質、ビタミン、ミネラルも不足してしまったようです。

そもそも、タンパク質が不足すると、どんなにビタミン、ミネラルを投入してもダダ洩れしてしまい、

体の中に入って代謝されませんので、やはり、大本はタンパク質不足が原因かと思われます。

 

そのほかにも、疑われたのが「低血糖症」です。

特に、甘いものを食べた後に頭痛がしてくるとのこと。

 

低血糖症は、血糖値の上昇に伴ってインスリンが分泌されますが、そのインスリンが過剰に出てしまうと、血糖値が急降下し、その過程、あるいは低血糖状態になると分泌されるアドレナリンの影響により「頭痛、肩こり、めまい、冷え、イライラ」等の心身の症状が発現する病気のことです。

低血糖症は、普通の病院ではなかなか診断してくれないのですが、OGTTという糖負荷試験を行い、低血糖になるのかを診るのです。

 

息子はそこまでの試験をすることはありませんでしたが、不調の時は明らかな低血糖症状のため、

甘いものをしばらく控えました。

その代わりに常備したのは調整豆乳です。

あとは、ミックスナッツですね。

空腹になる前に、しっかりと対策すると体調が悪くなることが少なくなってきて、自ら甘いものを止めるようになりました。

自分自身で、体感できると、大好きなものも止められるんだと感心しました。

 

自分で何とかしたい!そういう強い想いが突き動かすのだと思います。

 

起立性調節障害の原因としては

「タンパク質不足」

そして、「低血糖」

これを考えてみてはいかがでしょうか。

 

一朝一夕に治るものではありませんが、気付いたときに早めに対処することで、

重症化が防げるかと思います。

 

医療用サプリメントだったため、かなり高額でしたが、息子が体感してくると欠かせないものとなりました。

これは「浪費」「消費」ではなく「投資」でした。

 

栄養療法を実践することで、明らかに体調が良くなってきましたから。

身体に栄養素がたまってくると、心も余裕ができて、笑顔も増えてきました。

 

鬱屈とした生活をしていましたが、生き生きと自ら話してくる様子には、

心の中では感激した覚えがあります。