病院については、今までの話で触れました。

 

さてさて、これからは息子の生きづらさについて、お話しできればと思います。

 

息子は中学1年の冬に受けたウィスク検査によって

グレーゾーンの「自閉症スペクトラム障害」と診断されましたが、

それまでも、様々な場面で、息子の生きづらさが垣間見れた事件がありました。

 

ここらへんは、もう、完璧に忘れていることを思い起こす程度なので、

記憶があいまいです。

 

生まれてから、昼寝については長時間ぐっすり寝ることがなく、すぐげっぷで起きてしまう。

おっぱいを吸わせながらじゃないと寝てくれない。

おんぶで寝かせておろすとすぐに起きる。

 

他の子と比べて落ち着いていないで這いずりまわっている。

(特に本の読み聞かせでは困った)

友達とのおもちゃの貸し借りがスムーズにできない。

 

ママ友とのやり取りに救われることはありましたが、

いつも他の子と比べて育てにくさを感じていました。

いいなぁ、みんなは大人しくて・・・。と。

 

決定的なのは幼稚園の入園式

みんな照れ臭そうに入場する中、

息子は恥ずかしがって、耳をふさぎながら入場。

式の最中は、背筋を伸ばして座っていられず、地べたに座り込んで耳をふさいでいる。

(そんなことしたらもっと目立つのに。。。)

 

そんな息子も、卒園式では堂々としていましたので、成長の片鱗はちゃんと感じました。

小学校に入ってからは友達とのトラブルが少しはありました。

小学校の友達との約束をしたのかしてないのか。

その友達が我が家に遊びに来たら「約束してないよ」ってはっきり言っちゃって帰したようで

そのママさんはいきり立ってクレームが来ました。

 

あとは、幼馴染のご近所ママさんへの暴言に冷や冷や。

その場ではちゃんと叱りましたよ。

ママさんたちは、そういう息子のことを「息子のキャラ」として受け入れてくれました。

一方、そう受け入れられないママさんとは、それっきり疎遠になったことは言うまでもありません。

 

今思うとご近所ママさんの懐の深さに感謝しかありません。

 

学校では、先生の評判は高く、一生懸命授業も受けるし、

掃除だって一生懸命。

 

リーダーとして目立つタイプではないけど、

率先して発表するタイプではないけど、

時々授業中に出るヤジが辛辣だったり、面白がられていたようです。

 

それは中学生になっても同じ。

中学生になると、ほぼ友達との関りはありませんでしたが、

小学生時代の友達やサッカーの仲間は息子のことを知っていましたので、

時々思い出したように登校する息子のことをいつも快く迎えてくれていました。

 

そんな最中での発達障害の診断。

今まで抱えていた生きづらさが、ここではっきりとした気がしました。

 

息子は、常にアンテナが立っている状態だと、4歳の時に保健師さんに言われたことがありました。

常に顔色を窺っている。

でも、思ったことは場の雰囲気構わず言ってしまう。

傷つけたことに気が付いても、どう対処していいのかわからず、追い打ちをかけるような暴言。

それでも、友達はそんな息子と仲良くしてくれました。

ありがたいです。

でも、息子は、自分に対しての理解者は居ないと、殻の中に閉じこもるようになりました。

中学生になってからは、もっとひどくなったと思います。

 

そんな息子でも、復活できたこと。自信が持てたこと。とても大きな進歩です。

まだまだ道半ばですが、応援していきます。