大学病院は不登校を改善するプログラムもあるので、
それを使っても良かったのですが、やはり高額だったのであきらめました。
しかしながら、ウィスク検査(発達検査)を受けることにしました。
検査するするきっかけにもなったのが、
スクールカウンセラーとの何回かのカウンセリングで判明した
息子の「発達障害かも?」でした。
スクールカウンセラーが居るのは日中。
一方、息子は生徒がいる時間を避けて放課後登校をしていましたので、
スクールカウンセラーとのカウンセリングは
予約をしてもなかなか実現せず、
ただ2回ほど、息子とお話ししてくださった機会がありましたので、
カウンセリングをする中で、先生が息子に対して
「発達障害ではないか」ということを抱くことがあったと話してくださいました。
その話を聞いて、正直、受け入れがたい私も居ましたが、
息子の場の空気を読まない発言にも、強すぎるこだわりも、
発達障害につながるのだと、言われました。
大きな音、光、様々な感覚が研ぎ澄まされているとも言います。
感性の凸凹が激しいと、生きにくく感じるらしく、不登校に繋がりやすいとか。
まだ1歳の時、妹ができてから下唇を吸ったとか、爪噛みとか、
その癖が治まったのではなくて、ただ起立性調節障害として、病気に移行しただけのこと。
その生きにくさを、自分の持ってる感性で補えるかどうか、
今まで、私たち親や友達、先生の『フツウ』に押し込められ、
自分の心がどう思ってるかなんて感じることより自分の持ってる生
これからはそういう特性を持ってるんだ、と、
そういうカラダにカスタマイズして生まれてきたんだって、
私もなぜだかホッとした記憶があります。
検査結果については、完全なるグレーゾーンでした。
言語理解が高いので、言葉で理解したり表現したりすることは得意である。
視覚統合は低く、
ワーキングメモリーは平均の下、処理速度は低いので、
不注意によるミスや集中力のムラがある。
このような結果に、正直愕然としました。
ドクターに、『
『これは生まれ持った性質なので、
と言われ、打ちのめされた記憶があります。
『このような結果を伝えることにより、本人がショックを受けて、
『やはりそういうことはあります』
だから、息子に伝えることは避けようとしましたが、
結局フィードバックにて、直接息子が「自閉症スペクトラム障害」というワードを聞かされて打ちのめされました。
あの時の落ち込みようは半端じゃありませんでした。
勉強もなかなか覚えにくいので、
何かを伝えるのも、
あきらめずに何度も何度も繰り返すよう、伝えました。
その後も息子は、相変わらず放課後登校を続け、ほぼ日光に当たらず、運動もせず過ごしていましたので、
ひょろひょろのもやしっ子になっていました。
ご飯も夕食のみ、ということもしばしばでしたので、栄養素不足を懸念し、
エンシュアリキッド( 経口的食事摂取が困難の経管栄養補給液 )を処方されたこともありました。
そこまで悪化していた息子の病状。
それでも私はあきらめずに息子の回復を祈って学校へ放課後送り迎えしました。
続きます。