続きです。
起立性調節障害とは、
「 自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。
立ち上がった時に血圧が低下したり、心拍数が上がり過ぎたり、調節に時間がかかりすぎたりします。
この疾患は自律神経疾患なので身体的要素以外に、精神的、環境的要素も関わって起こると考えられています。」
ここにもあります通り、
息子の起立性調節障害は、精神的要因が大きいのではと思った原因の一つとして、
恥ずかしながら、私自身の夫婦仲が大きな原因です。
自己肯定感が低い自分が、モラハラ夫を許容(我慢ということで必然的に許容している形)していた結果
私自身がもっともっと自己肯定感が低くなっていたことが挙げられます。
しかし、それはそれとして、
息子自身にも起きたことの大きな事件として、
4年生から5年生になってクラスが変わり、苦手な友達と同じクラスになったこと。
そして、その友達が引き起こした事件により、息子も共犯となって先生に怒られたこと。
私はその事件があったのがずいぶん前だったので、後で先生に聞いてびっくりしましたが、
息子は巻き添えを食らったのは先生もわかっていたけど、共犯として同じように怒ったことで
息子にとっては理不尽さをぬぐえず、先生への不信感へとつながっていきました。
息子自身が自己肯定感が低かったのの大きな原因の一つです。
私自身が息子を丸ごと許容していなかったこともあります。
しかも、学校へ行かなきゃと息子自身感じていて。
余計に精神的負担が大きくなって、更に身体がおかしくなっていく悪循環に陥りました。
もちろん、私自身も最初は「学校へ行かないと、勉強が遅れてしまう」と、常識にとらわれていました。
父親はもっとガチガチ頭のため、「学校に行かないと落ちこぼれになる」と無理やりにでも行かせろと言いました。
そんな中、息子はしんどかったと思います。
病院は、かかりつけ医に相談して、近くの総合病院で
受診してわかりましたが、そこは小児神経科だったため、起立性調節障害はあまり詳しくなかったです。
最初はメトリジンを処方されました。良くなるのかと思いましたが、改善されませんでした。
起立性調節障害を専門に診てくれるクリニックに行き、「スモールハート症候群」と診断も受けました。
これは、普通の心臓よりも小さいため、アメ車を軽自動車のエンジンで動かしているようなもの、と説明を受けました。
しかしながら、このクリニックは、午後5時に予約をしても、9時にようやく問診、終わるのに10時過ぎ。
人気があるのかもしれませんが、その時間だけでも辟易。
薬は結局総合病院と同じメトリジンでした。
おすすめのコエンザイムQ10サプリも高額でしたが購入して飲み、服薬もしましたが、芳しくならず。
さらに、リズミック、メリスロンに変更もしました。一向に良くなりません。
最終的に、ドクターは息子には辛辣な言葉を浴びせました。
「勉強できないのはクズだ。学校行けないのはもっとクズだ。
「先生なんてのは偏差値がそこそこの先生ばっかりなんだから、
と言いました。
恐らく、先生は、ここに通えば治ると思っているのでしょう。しかし、息子が言うとおりにできないことに業を煮やしたと思います。
この一件で、その先生への信頼はぷっつり切れて。結局通院するのを辞めました。
近くの総合病院での受診も続いていましたので、メトリジンがあまり効果がないことを伝えると、
本人曰く、クソまずい漢方薬「半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)」を処方されました。
それで症状が改善する子もいるようですが、息子は不味いだけでちっとも改善せず。
それでもせっせと飲み続けていました。
(後で知りましたが、漢方薬は2週間飲んでも効果がなかったら、止めた方がいいとのこと)
そこから、病院ジプシーが始まります。
続きます。