体調が戻って、
お仕事が落ちついて…
ふと、
『日本で上映されている中国映画
を観にいきたいなぁ〜』と思ったんです
映画をいろいろ探す中で、
予告編やメイキングやインタビューを見ていると、
その中でも、
出会いというか…
ビビビッと、
惹きつけられる作品が現れるんですよね
そういう感覚も、
最近は、何か、自分へのメッセージみたいに感じて、
大事にするようにしています
この映画を観る前の、
予告編を見た瞬間から、
自分の身体の中から、
叫ぶように号泣してしまった…
少年の君中国・香港合作映画
を観に行ってきました
壮絶ないじめ問題、
中国の受験競争の驚くべき過酷さ、
ストリートチルドレン…
過酷すぎる社会問題が描き出されていて、
直接的な自殺や死体などの映像はなかったのですが、
グサグサと、心をえぐられるような、
本当に苦しくなる場面が沢山沢山ありました。
今の現実から抜け出す為に、
大学受験に全てをかける子供達。
自分だけの為でなく、親や学校や地域の誇りとなるべく受験に挑戦していく子供達。
親が出稼ぎに行っていて、独りで闘う子供達…。
子供達にとって、
もの凄いプレッシャーやストレスがかかり、とても生きていくのが大変な時代・社会であるのが、伝わってきました。
映画の中で、
スマートフォンが、沢山出てきました。
自殺した子を学校中の子達が外に出てきて、
写真で撮影したり、それを流したり…
いじめがスマホで行われていたり…
いじめている場面をスマホで撮影していたり…
先日、日本のニュースでも伝えられ、問題視されていた事と同じでした。凄く重なりました。
異常すぎる行動が、
何の疑問も持たないで、
世界中で、起こってしまっているんだと思うと、
とても恐ろしくなりました。
そして…
凄く不思議なのですが…
映画を見ている途中から、
『映画で
救える命が、救われる命がある…』と、
そんな確信的な気持ちになりました
いじめの描写場面は、
本当に苦しくて、つらすぎて、
泣いてしまったのですが、
でも、その涙以上に、
もうやめてあげてと言いたくなる程、
過酷続きの時を、
お互いを信じて闘い、支え合う、
少年と少女の深い絆と愛に、光を感じて、
とまらなくなる程、号泣でした…
この台詞を聞いた瞬間…
私も、
誰かの力になれる
誰かの心を救う事が出来る人に
なりたいと思いました
東京では、
2映画館しか上映されてないみたいだけど…
もっと、もっと、沢山の人に
この映画が届きますように…
予告編
『撥動心弦的人』 2021.7 写真集