自分が発した言葉が
相手にどのような影響を与えるか、
普段はあまり意識することは
ないかもしれません。
しかし、
何気なく発したひと言が、
相手の心に深く響き、
救いとなることがあります。
もう何十年も前、
まだ私が電気メーカーの工場で
技術職として働いていた頃。
「あのときは高橋さんに助けらた」と
ある人に感謝され、
当の私は「何のこと？」と
思ったことがあります。
私はエレベーターの
設計部門に所属していて、
その方は本社の営業技術の方。
詳細な仕様を営業技術担当の方が
お客さんと打ち合わせをして決め、
その結果お客さんの希望に沿ったものを
工場で設計するという流れです。
あるとき
その営業技術の方が決めてきた仕様は、
少々設計するには難しいものでした。
打ち合わせに参加していた
工場側の人たちからは、
時間的、技術的に
それは無理だという空気の中、
メインの担当者である私が
「やります！」と言ったらしい。
（私自身はよく覚えていないのです）
そして、
お客さんの希望通りの仕様で、
無事製品を納めることができました。
この私の「やります」の一言で
どうやら彼は救われたらしいのです。
ふとしたひと言が、
知らず知らず相手の心に
大きな影響を与えていることを
あらためて実感。
「あなたがいてくれて本当に助かるよ」
のひと言で、
一気にやる気が上がったという話も
聞いたことがあります。
日常の中で交わされる何気ないひと言が、
相手の心に寄り添い、
大きな力となることがあるのです。
・「ありがとう」
・「お疲れ様」
・「何かあったら話してね」
・「いつも応援しているよ」
・「あなたのこと頼りにしているよ」
・「いつも頑張ってるね」
言葉の力を信じる。
私たちが普段
何気なく使っている言葉には、
大きな力があります。
その力を信じて、
日常の会話の中で積極的に
勇気づけとなる言葉を使うことを
意識してみましょう。
誰かの心を支え、励まし、救うことが
あなたの周りの人たちを
より幸せにし、
そして何よりも
あなた自身が豊になっていきます。
あなたがより豊かになるための
コミュニケーションと
気持ちを整えるヒントを伝えています。
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