考えても考えても
解決の糸口がつかめず、
八方塞がりに感じることって、
ありませんか？
そんな時、
こんな数学の考え方が
役に立つかもしれません。
「数学」と聞くと、
苦手意識を持つ方も
いるかもしれませんね。
でも、
心配しないでください。
これからお話しするのは
難しい数式ではなく、
もっとシンプルで
日常生活に役に立つ考え方です。
数学には「場合の数」という
学習内容があります。
例えば、
ある団体の10人のメンバーから
2人を役員に選ぶとき、
役員の選び方は何通りありますか？
というような問題です。
この場合のように
10人から２人選ぶ場合は、
あれこれ考えれば、
答えを見つけられそうですよね。
では、これはどうでしょうか？
100人の中から99人を選ぶ場合、
何通りの選び方がありますか？
どうでしょうか？
ちょっとすぐには答えが
見つかりそうもありませんよね。
でも、実はこれって
一瞬で答えが出ます。
答えは100通りです。
どう考えればいいか？
100人から99人を選ぶ方法を
考えるのではなく、
選ばない1人を決める方法を
考えればいいのです。
それで、
100人いるから100通りです。
つまり、
選ぶ人を決めることに着目しても、
選ばない人を決めることに
着目しても、
同じ結果が得られるという性質が
あるのです。
ちょっとおもしろいと
思いませんか？
違う視点から物事を見ると、
答えが簡単に出せるのです！
私はこの性質を生徒に説明するとき、
こんな風に違う視点から見ることって
大切だよといつも伝えています。
「数学は日常生活に役に立たない」
と思っている
まだまだ若い彼らの耳には、
こんな私の言葉は
素通りしているようですが。
あなたが
今かかえている問題も、
反対側から眺めてみると
どうでしょうか。
選ばなかった場合、
決めなかった場合、
行かなかった場合、
やらなかった場合、
言わなかった場合、
買わなかった場合……。
ふっと何か新しい発見が
あるかもしれません。
反対側に目を向ける
難しい問題に直面したとき、
ぜひ思い出してみてください。
きっと、
新しい気づきが得られるはずです。
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自分自身の心の内側を見つめ、
コミュニケーションに役立つ秘訣を
お伝えしています。
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