「靴が合わなくなったとき、足を叱らないですよね。

足に合う新しい靴を探そうってなりますよね。

 

子どもと学校もそれと同じで、

子どもに合わせた学校を作るのがいい。

 

大人が作った制度としての学校が会わないだけの話です。」

「学校、行かなきゃいけないの?

ーこれからの不登校ガイド」

雨宮処凛 著

 

 

今読んでいる本の一節です。

 

 

ものすごく心に響き、

学校に行き悩む子供を持つ親として救われたし、

また、

ママ向けの講座をしている立場としても

とても学びになりました。

 

 

このお話をされている方は、

奥地さんという

ご自身も不登校のお子さんを経験されている

フリースクール「東京シューレ」理事長さん。

 

不登校のお子さんを持つ親に

いつもこのお話をされるんだそうです。

 

 

本当にそうですよね。

ストンと心に落ちました。

 

 

靴が合わなくなった時に

足を叱らないし、責めません。

無理やり足を押し込もうともしません。

靴を変えます。

 

 

子どもに学校が合わない時にも

子供を叱ったり、責めたり、

無理やり押し込んだりもしない。

 

 

昔の学校は、

新しいことを教えてくれる

未来の光を見せてくれる

ワクワクできる場所だったのかもしれない。

 

 

今は?

 

 

学校以外の場所も

そういうところがたくさんあるんですよね。

 

 

時代の変化、社会の変化とともに、

学校の体制も変わっていく時なんでしょうね。

 

 

すでに学校側も色んな工夫をしてくれていて

昔とはだいぶ違ってきていることを

小学生、中学生の子供を持つ親として実感しています。

 

 

昔は「学校に行くことが当たり前」な考え方で、

「学校に行けない子が悪い。何かおかしい。」

そんな風潮が強かった。

 

 

でも今は、

学校に行けない子供たちに寄り添うような工夫を

学校側も、また、国としても、

試行錯誤しながらやってくれているのを感じます。

 

 

とは言っても、

学校を変えるって、

靴を変えることよりも大掛かりなこと。

 

 

また、合わなくなったら違うものを、

と言ったところで、

靴よりも学校を変える、選ぶことの方が難しいわけです。

 

 

特に小学校は

住んでいる地域の公立の小学校に行くパターンが

多いんじゃないかな?

 

 

その学校に合わなかったら、

「行かない」という選択肢がとりあえず出てくる。

 

 

もし違う選択肢があったとしても、

公立ではなく私立の学校だったりすると、

どんな家庭の子もアクセスできるところではないわけで。

 

 

学校って、

色んな要素が合わさってできているもの。

先生方、そこに通う子どもたち、その親たち・・・

 

 

学校で問題があると、

それを全部学校側のせい、先生のせいに

してしまうような方もいらっしゃるのだけど、

それは違うんですよね。

 

 

古臭いやり方やルールだったり、

そんなのも変えて行く必要があると思うけど、

 

 

全部学校任せにするんじゃなくて、

学校のせいにするんじゃなくて、

 

 

「みんなで作っていく」

そんな意識が必要なのかなって

思ったりもします。

 

 

すぐに状況が良くなるということはないけれど、

 

 

「足と靴」のお話は、

不登校の子を持つ親たちに、

また、不登校の子どもたち自身にとって、

 

 

明るい光を感じられるお話だなと思いました。

 

 

私は自分自身、

学校に行けなくて悩んだことのない子どもでした。

嫌なことはあったけど、楽しいこともあったし、

「言われることはやる。」に大きな疑問は持たず、

「高校や大学に行きたいなら、やるしかないでしょ」

な考えの子でした。

 

また、私の子供時代は、さっき書いたように

「学校に行けないのはその子の問題」

と思われていたような時代。

 

 

そんなこともあって、

当時の私は学校に行けない子を、

「足と靴」のお話のようには思えなかった。

「学校に来れないその子が問題なんじゃないの?」

と思ってしまっていました。

 

 

それが親になり、

不登校の子を持つ親となり、

そのおかげで

考え方をガランと変えてもらいました。

視野を広げさせてもらったと感謝しています。

 

 

少し前までは苦しさが勝っていたけれど、

今は、

自分と違った生き方をしている子が

どんな大人になって行くのか、

楽しみにさせてもらっています。

 

 

 

 

多様性社会。

 

 

こういう考え方がもっと広がっていくといいな。

 

 

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