「大丈夫」と「有難う」
我が家の長男は、今年30歳になります。
次男は7歳違いです。
長男は小学校高学年から不登校気味で、中学1年生の3学期から完全不登校になりました。まだ不登校やいじめというのはごく一部の人の問題で、どちらかと言うといじめられる方が悪いという風潮の時代でした。
私自身も「学校へ行かない」状況を受け入れることが難しくて、長いトンネルは何年も続いてしまいました。
「大丈夫」って言ってあげて、と言ってくれる友人の言葉にも素直になれず、言えませんでした。
学校へ行きさえすればと思っている私に、ある時、当時幼稚園の年長さんだった次男が言いました。
「母さん、兄ちゃんはね、今、頭が爆発してるんだよ。
だから、ね、やさーしくしてあげないといけないよ。」
そう言って、すこんと寝てしまいました。
神様が降りてきた?
そんな感じでした。
今思うことは、どうして「大丈夫?」って言ってあげられなかったんだろう。
優しくしてあげられなかったんだろう。
辛かったろう。
私のせいだ。
そんな思いがあります。
今は長男も社会人となりましたが、
日々、「有難う」という言葉を掛けられるように気を付けています。
もし、今、苦しんでいるお母さん、お子さんがいらっしゃったら、この2つの言葉を使ってみてください。
「大丈夫」も「有難う」も、肯定する言葉です。
言って貰えると、「存在を認めて貰えてる」と安心します。
それから、難しいですが、「心配をしない」ことです。
お子さんを信頼してください。
抱き締めてあげられたら、抱き締めて「大丈夫」と言ってあげて欲しいです。
私は出来なかった。抱き締める方法を知らなかった。自分がされた事がなかった。
そして、家の中を綺麗にして、お母さんも綺麗にしてください。
不安な時は、自分を抱き締めて「大丈夫、大丈夫」と自分自身に言い聞かせてください。
お子さんは自分で分かっています。
大丈夫です。
自分にも、お子さんにも、
やさーしくしてあげてください。ね
今日から、毎日出来なくても、落ち込む日や不安な日や、反省する日があっても、今日からでいいんです
今日が大事
大丈夫