1人目 16w6d完全破水により死産
2人目 32w3d 逆子で陣発 緊急帝王切開3人目 6w~切迫流産 7ヶ月間の自宅安静生活を経て、無事に正産期突入!!
3人目の出産記録です
▶正期産に入ったその日の朝に、自宅で陣痛がきて破水!あっという間に身動きが取れなくなり救急車で病院へ…
▶病院に到着すると既に子宮口が全開!!
▶既往帝王切開の予定でしたが、お産の進みが早過ぎて手術準備が間に合わないからこのまま下から産もう!となりました。
そんな前回のつづき…
▼▼▼
経膣分娩でトライする事になり、救急センターのある東館1階から産婦人科病棟のLDRがある南館2階まで、本館外来を横切り爆走
その間も1分間隔で来る陣痛に悶絶
外来の人が居ない日曜で良かったぁ
LDRに到着して分娩台に移るように言われ、陣痛の合間にジリジリと横移動…
もうあとは何をされているのやら、されるがままで。
めちゃくちゃたくさんの人に囲まれて、大丈夫だからね、大丈夫だからね!って言われてた記憶だけ…
経膣でいけるか、何度も何度も内診されるんだけど陣痛中の内診キツイ…
次の陣痛きたら、いきんでみてー!と言われ
えー!いきむ予定無かったからいきみ方分かんないんですけど…と思いつつ…
何度も読んだ、漫画コウノドリを思い出して…
大きく息を吸ってー、お腹を覗き込むようにー、ふぅぅぅぅぅぅぅぅうぅうぅうううう
出る気配ナシ
えー、これ絶対出ないっしょ…と、内心で思いつつ
もう一度…
ふぅぅぅぅうぅうううううううう
…いや、無理っしょ
助産師さん、後ろで見守っていた先生たちも
あれ???
…みたいな雰囲気に
進まないね…進まなそうだね…
と、ヒソヒソしてるのが聞こえる
そこでふと思い出したのが、私は子宮口の出口が狭い?のか、がん検診とかでも1番小さいクスコを使われることが多いということ!
奇形だし、頚管長開きやすくてすぐ短くなるくせに、狭いなんて!!本当にろくな子宮じゃないよまったく
そして
やっぱりこのままお産進まなさそうなので、帝王切開の準備しますねー👨🏻⚕️と言われ…
わざわざ産婦人科病棟のLDRまで来て分娩台に登った、この時間の意味よ!!!
それなら一刻も早く手術室に行って麻酔をして欲しかったよ
今度はLDRのある南館2階の産婦人科病棟から、手術室のある本館7階へ移動…
陣痛に苦しみながら大学病院内をあちこち行ったり来たり
しかも手術室へ向かうエレベーター待ち中…
先生、助産師さん達がまたヒソヒソと会話…
フル装備で来いって言われた…
え?何も持ってきてないよ。
コロナ対応でオペ入るならこのメンバーじゃ無理だよ!!
そもそもコロナ陽性者ならこのルートで向かってる時点でアウトじゃん!!
と、ワタワタし始める。
そうです、私、緊急搬送で到着した時にコロナの抗原検査を受けたのですがその結果がまだ出ていないらしく。陰性と分かるまではコロナ患者として対応されるらしいのです。
…が!一刻も早くオペ室へ向かいたい産婦人科と、コロナ対応はちゃんとして欲しいオペ室とでこの期に及んで一悶着がはじまったのでした
(しっかりガイドライン作っといてくれー)
結局特例?で私は入れてもらい…
さぁ!オペ室!早く麻酔を!!!
…と、思ったのですが、産婦人科スタッフがオペ室におらず…(何か取りに行ったらしい)
オペ室の看護師さんが、「産婦人科スタッフが居ないと、患者さんの申し送りが出来ないのでオペ始められません!!」…と、どこかに(たぶん産婦人科病棟)に電話して怒ってらっしゃる
もーう、早くしてくれよぉぉぉぉ
痛いのもうヤダよぉぉぉ
そこに「抗原検査 陰性でした!!」と、戻ってきた産婦人科スタッフも揃い、無事に麻酔を開始できる運びに…
そう、私は知っている。麻酔が入れば不思議なくらいスーーーーっと陣痛が無くなる事を。(兄の出産も陣発からの緊急帝王切開だった為)
横向きになって待機…
「あと10cmくらい私の方に寄れますか〜?」と麻酔科医…
そこにちょうど陣痛がやって来て答えられない私…
「難しいかなぁ〜…じゃあこのまま…」
よし!痛み引いた!!「今いけます!!!」
「いいですよ!充分です!麻酔入れますよ!!もう楽になりますからね!」
くぅっっっ陣痛来た!!…でももう麻酔が入ってるから、これが最後の痛みのはず…
これが人生で最後の陣痛!!あばよ陣痛!!もう二度と会いたくないよ!!!
「痛いけどね、仰向けになってねー!じゃないと片側に麻酔効かないからね〜」
はい!それも知ってます!!麻酔の為なら即仰向けになります!!!
…と、コロンと仰向けになると…
何だか脚がポカポカしてきて…スーッと感覚が無くなっていったのでした…
「右ひざ立てれる?」と聞かれ、やってみようと試みるも…ピクリとも動かない!!!!
いやぁー、半身麻酔は2度目だけど本当に不思議な感覚!!!
氷を当てられて冷たさを感じるかチェックされるのも、冷たいと感じるところは確実にあるのに「今メス入りましたよー」と言われても、全く何も感じないのが不思議!!
そして執刀医に「前の傷、めっちゃキレイですね!どこ切ったのか分かんなかった」と褒められた
「そうなんですよー、前の先生がすごくキレイに塗ってくれたみたいで…」と、ここに来てようやく落ち着いて会話が出来る状態に(笑)
さて、淡々と進められていく手術…
開始から10分もせず、もうすぐ赤ちゃん出ますよ…と言われるも…
なかなか出てこない
先生たち…
「ん?…ん???だいぶ下だな…」
「届く?…んー…」
ぐいぐいっゴソゴソ…
左右に揺れる私の身体…
破水して経膣分娩トライを試みたことにより、赤ちゃんはだいぶ下の方まで降りてしまっておたようです
お腹の中をガサゴソやられている間に
あぁ…長かった妊婦生活もこれで終わりかぁ…妊娠6週で出血してから37週まで約7ヶ月の安静生活…めちゃくちゃ不安だったし、出産予定日まで果てしなく遠いように感じたけど…やっとここまで来れたんだ…
…と、悪阻と下痢と不安に襲われた初期~徐々に頚管長が短くなっていき入院に脅えた中期~大きなお腹で2歳児を看病した後期が走馬灯のように脳裏を駆け巡っていき…
まだ産まれてもいないのに、涙がポロリ…
そして…
出ましたよー!あ、大きそうですねー
…と、麻酔科の先生に言われるも…産声聞こえず
え、また?新生児仮死??(兄はアプガースコア1点の新生児仮死状態で出生)
お願い…お願い…泣いて!!
祈るような気持ちで耳を澄ませていると…
あぎゃーあぎゃー!!!
…と、やや野太い産声が…
9時40分 3172g 無事に弟 誕生
1752gで産まれた兄は、ほにゃーほにゃー!と甲高い産声だったけど
3172gで産まれた弟は、ダミ声?というかちょっとカスれた太い産声で…(笑)
産声、お兄ちゃんとは違うんですねぇ…と、私が言うと
そりゃ違う人間ですからねぇ👨🏻⚕️ と、返されました
そんなこんなで、37週 共にお腹の中で頑張ってくれた弟は、無事にこの世に出てくる事が出来たのでした
まだ続きます。