たっちゃんが産まれて今日で2年
たっちゃんがお空に帰ってから今日で2年
2年前の今日は暑い日だったな。
1年前の今日もやっぱり暑い日だった。
そして今日も暑い!!!
本当は冬に産まれる予定だったのに
暑い日に産まれて、夏空に帰って行った夏男
あと2時間もすれば妊娠17週突入!…という産まれるには早すぎる時期に
137g 18.5cmで産まれた小さな小さなたっちゃんだけど
陣痛はしっかり痛かった...
でも、あの陣痛の経験があったから
弟である今1歳の息子を早産した時に、これはマズイ痛みだといち早く気づくことができた。
お腹の中で亡くなったのではなく
自然な陣痛を起こして、つるんと出てきてくれたから
私の身体の回復も早くて、すぐに弟を授かることもできた。
たっちゃんを亡くして心はズタボロだったけれどそんなお母さんを見かねて、お空のたっちゃんが弟を送り出してくれたのかもね。
まだ肉付きがなくてあばら骨が浮いて見える肋骨。ほんのりピンク色に染まった胸の奥で、とくんとくんと動いていた心臓の鼓動。
生きることの尊さを教えてくれたたっちゃん。
前期破水してから10日間、このままでは予後は厳しいと命の選択を迫られて
たっちゃんを通してたくさんたくさん話し合って、ひょろひょろの苗木だった夫婦の絆が樹木みたいに太くなったことと、
空に向かって真っ直ぐ立つ樹木のように、まっすぐにお空に帰ることができるよう
樹(たつき)と名付けた、たっちゃん。
弟である地上の息子の名前にも、いつもたっちゃんが守ってくれるようにと
同じ木へんの「椋」という漢字を一文字使っている
椋(むく)の木は、成長が早く丈夫で、大きくなると20mを越える大木になることから
早産で小さく産まれた息子に、早く大きくなりますようにと願いを込めて名付けた。
たっちゃん、キミの弟はその名の通り、小さく産まれたことを感じさせないほど成長して
出掛けた先ではベビーカーを拒否してあちこち歩き回り、お母さんを困らせているよ(笑)
最近嬉しいことがある。
朝起きると、たっちゃんのお水を代えて、季節のお花のお線香をあげるのが日課なのだけれど
私が手を合わせていると、それに合わせて息子も手を合わせるようになったのだ
今はただ大人の真似をしているだけかもしれないけれど
物事が理解できるようになったら、たっちゃんお兄ちゃんのことちゃんと教えるんだ。
お兄ちゃん今日もよろしくね って
毎日手を合わせることが習慣になればいいなぁ
たっちゃん
いつも見守ってくれていてありがとう。
育ててあげられなくてごめんね。
生きて産まれてきてくれてありがとう。
ずっと忘れないからね。
そっちに行くのはまだまだ先になると思うけれど
これからも見守っていてね。
2歳のお誕生日おめでとう