■2021年4月16日
前日夜からお腹の強い張りと腰の痛みがあり
朝になって里帰り先の総合病院に駆け込んだところ、頸管長が2mmまで短くなっていた。
里帰り先の病院では36週以降の出産しか扱えず、32週の今、万が一産まれてしまう場合に備えて
元々通っていた大学病院に転院することに。
里帰り先の担当医に付き添われて、救急車で搬送されました。
「36週まで頑張れば、うちでも受け入れ出来るから
まずは赤ちゃんをお腹の中で育てることが出来るように頑張ってくださいね。」
と、里帰り先の担当医から言われた。
今は32週だから、36週まで1ヶ月・・・
果てしなく遠いことのように感じた。
4週間前まで通っていた大学病院だけれど
緊急搬送は地下にある職員用の通用口から入ったので
まるで知らない病院のようだった。
警備員さんに導かれてエレベーターに乗り、そのまま病棟へ・・・
実は大学病院の病棟は改装中で、3月に元あった北病棟から改装された南病棟へと移ったばかりだったらしく。
元々、新卒の時にこの大学病院で働いていたという里帰り先の担当医も
「あれ!?変わってる!!すごく綺麗になっている!!!」と驚いていた
外来棟も古い感じだったから、病棟には全く期待をしていなかっただけに
私もビックリ!
PCR検査では陰性だったものの、朝から謎の発熱が続いていたため
熱が下がるまで1泊6000円の個室に隔離されることになり、6000円なんて高すぎる!!と思っていたが
家具も新しく綺麗で、収納もたくさんあり、これは6000円だわ、と納得。
個室の前までストレッチャーで運ばれると
4週間前の大学病院での最後の診察の時に、里帰り先の総合病院に戻れるようにしてくれた先生が
「○○さん、お久しぶりです」と迎えてくれたので
「すみません、せっかく送り出して頂いたのに出戻ってきてしまいました」
と挨拶をした。
大学病院に来るまではベット上安静だったけれど
病棟に到着してからは病棟内安静に安静度が緩和。
(とはいえ、熱が下がるまでは病室から出ないようにとのこと)
ストレッチャーから病室に入るときも、自分で降りて歩いて行ってください~と
状態は変わっていないのにこの違いよう。
これが、32週で産まれても何とでもできるという大学病院の余裕か。
先生も助産師さんもみんな防護服を着ていて誰が誰だか分からなかったけれど
先生も「送り出したのに戻ってくるなんて、お腹の赤ちゃんはよっぽどうちの病院で産まれたいんだね~」
と、助産師さんと和気藹々と話していて、緊迫感に溢れていた里帰り先の病院とは違って和やかな雰囲気。
自分もこの病院で産まれたことを話すと
先生も、僕もこの病院で産まれたんだよね~と。
先生と助産師さんとで冗談を言いながら・・・とにかく和やかな雰囲気!
これが大学病院の余裕なのか!!!(2度目)
自分で歩いて診察室に行き内診。
頸管長はもう数値を出すまでも無く短くなっているけれど
相変わらず子宮口は開いていないし、赤ちゃんの袋も見えない、破水もしていない。
経腹エコーでは赤ちゃんを丁寧に診てくれて
昨日の健診では上手く測定できず1500gしかなかったちいちゃんだけど
1700gあることがわかり、産まれないに越したことはないけれど
万が一産まれてもなんとかできるから大丈夫!と言ってもらえてひと安心。
顔が隠れて見えなかったけれど
「お母さんの週に1回の楽しみなんだから、顔を見せてあげて~」と
先生がエコーの機械をお腹にぐりぐり押し当てると
本当に初めてといっても良いくらい、ハッキリと顔を見せてくれた。
32週という週数で、赤ちゃんの体重も充分にあり、大学病院では充分助けることができるから
陣痛が起きるか、破水するかしたら出産してしまいましょうということ、
ただし逆子は直っていないのでこのままだと帝王切開になること
帝王切開のリスクの説明を受けた。
帝王切開には縦切りと横切りがあり、どちらにするか決めておくように言われた。
縦でも横でも無事に産まれれば何でも良いんだけれど・・・一応、それぞれのメリット・デメリットを聞いておいた。
昔は縦切りオンリーで、年配の先生、あとはなぜか関西では縦切りが多く
縦切りの方が速く、大きく開くことが出来るから、赤ちゃんがピンチで一刻を争う場合は
有無を言わせずに縦切りになるらしい。
横切りは新しい切り方だけど、今はアメリカではほとんど横切りで縦に切ることはほとんど無いらしい。
メリットは下着に隠れる位置で切るので傷が目立たないこと。
帝王切開後の普通分娩に挑む場合(オススメはしない)は横切りで切開していることが条件。
デメリットとしては、術後が縦切りより痛みが強いことがあるらしいことと
今後婦人科系の手術で子宮を摘出しなければならなくなったら支障が出る?とのこと。
1番心配だった、NICUが満床で赤ちゃんだけ転院になるかもしれない可能性を聞いたところ
先生としては、赤ちゃんとお母さんは一緒に居るべきだと思うし
だからといって産気づいた母体を他の病院に移動させるなんてことは避けるべき
いざ産まれそうになったらNICUに交渉するから安心して!
と、言ってもらえて改めて安心した。
自分でも何でか分からないけれど、大学病院での入院、出産に抵抗があったけれど…やっぱりここに戻ってきて正解だった!
ハッキリと顔の写ったエコー写真をもらって病室に戻った。
リトドリン点滴の副作用で動悸があるせいか、胎動がずっと激しくて…
母体の脈がドクドクしていると、臍の緒を通じて赤ちゃんへ送られる血液も早くなるから赤ちゃんもドキドキしてしまうらしい。
救急車にも乗っちゃったしね。やっぱりちいちゃんは男の子だから、働く車が好きだったりするのかな
ちいちゃんが元気なのが身をもって分かるのはいいんだけれど…痛いからもう少しお手柔らかにお願いします
張りも落ち着いてきたし、このまま36週まで安静生活を頑張って里帰り先にもどるぞー!!
そんな気持ちで就寝時間を迎えた。